かさつく手を潤すハンドクリーム、共通の目的は手本来の潤いであるバリア機能を改善することです。そこで、手本来の潤い成分を含んだ優秀ハンドクリームの紹介とその理由を徹底解説いたします。
1、手のかさつきを抑えるハンドクリームの選び方とおすすめ5選 2、からだ本来の潤い成分で、うるおいある手を取り戻したいなら『菊正宗 うるおうお酒のクリーム』 4、手本来の潤い成分と低刺激性をかねそろえたハンドクリームならこれ! 4-1、『ケアセラ APフェイス&ボディクリーム』のここがすごい! 5、セラミド特化型のハンドクリームなら迷わずこれがおすすめ! 5-1、『ロート製薬 ケアセラ 高保湿スキンバーム』のここがすごい! 8-1、お肌本来の保湿成分が配合されたハンドクリームがおすすめ 8-2、アミノ酸、セラミド、皮脂成分はそれぞれ複数種配合がみられるハンドクリームおススメ 8-4、油脂ハンドクリームの選び方 9-1、菊正宗 うるおう日本酒のクリーム 9-4、スキンコットン 濃厚リペア デイクリーム ナイトクリーム 9-5、トプラン おこさまクリーム 無着色 無香料 低刺激クリーム 9-1、追い油脂オイルに!安定長持ちの大島つばきとリッチ豊潤ライスブランオイル 10、まとめ『目次』クリックで表示
手のかさつきを抑えるハンドクリームの選び方とおすすめ5選
かさつく手の原因は、洗剤などの薬品を伴う水仕事や、年齢肌などの理由による『手本来の潤い成分』の低下にあります。
悪化することで、慢性化し皮膚科医でのステロイド治療などにもたよらざるを得なくなる心配もあるのですが、
そうはさせない!と、比較的症状の軽い『手のかさつき』や『手荒れのうち』に打てる手が
ハンドクリームによる、『手が失ったお肌が本来の潤い成分』の補いと補助です。
ですから、かさつく手に悩んでいるのなら、一刻も早く優秀なハンドクリームが欲しい!わけですが、優秀なハンドクリームって何でしょう??
まずあなたの手のどこがどうかさついているのか?が重要です。
手の甲などに良くみられる粉をふいているかのようなカサカサなのか?
ストッキングの伝線の原因になるような、働き者の手の平や指先に良くみられるかたーくなってしまった角化した細胞のカサカサなのか?です。
後者なら、今はやりの尿素入りのハンドクリームで角質をふやけさせて柔らかくし、ターンオーバーを促すことで硬くなった角質を早めにお肌から離れさせる効果に期待するのも間違いではありませんが、前者では尿素によるピーリング効果は逆効果となる心配があります。
角質をふやけさせるというのは、お肌を弱らせてバリア機能を低下させることであり、厳密にはお肌の潤いを減らすことになるからです。
こうした矛盾を生み出してしまう例が、普通にハンドクリーム界には存在してしまいます。
ですから、ハンドクリームを選ぶときに大切なことは、自分が何を期待しているのかをはっきりさせ、配合されている潤い成分の種類と効果がしっかり一致しているのかの見極めです。
そこで、まずお試ししていただきたいのが、
お肌本来の潤いを担う成分
が配合されたハンドクリームを選ぶことです。
まず簡単に、潤いの解説します。
お肌本来の潤いはたくさんの種類の成分で構成されます。
それらを分類していくと、まず、潤いを担う舞台によって分けられます。
角質細胞
角質細胞間
お肌表面
の3つです。
そしてそれぞれの舞台の潤いの主役となる主成分はそれぞれ
アミノ酸:角質層の細胞の潤いを保つ主成分
ヒト型セラミド:角質層の細胞の間を満たしうるおいを守る主成分
油脂:お肌表面を包み込み潤いを守り逃がさない皮脂膜の主成分
です。
かさつく手にお悩みならば、まずこれらの成分を中心に配合されたハンドクリームを選ぶことをおすすめします。
手もお肌も、本来目指したかった潤いがこれらの成分で成り立つからです。
優秀ハンドクリームを手に入れて、失われがちな手の潤いをしっかり補い、しっとりもちもちの高いバリア機能を持つ健康な手を目指しましょう。
からだ本来の潤い成分で、うるおいある手を取り戻したいならこれ!
菊正宗 うるおうお酒クリーム
手の本来の潤いを網羅した最もおすすめのハンドクリームです。
断トツのコスパにも注目です。
●目安価格¥893 150g ¥6/g ぷちぷら!
●角質層の細胞の間をつなぎ、潤いを守るヒト型セラミドを3種も配合されています
●手の角化を抑制する期待が持て、バリア機能の構成に特に重要で優秀なアシルセラミド、セラミドEOP配合ですから、手の厚い角質層を柔軟にふっくら保湿する期待値が高いです
●厚い角質層を持つ手の重要な潤い成分、アミノ酸を4種も配合されています
●さらに、天然セラミドとアミノ酸豊富な日本酒『菊正宗』配合だから5種のアミノ酸+αの全成分表示以上の保湿が期待できます
●リッチで柔らかなテクスチャーと、高い保湿性によるバリアと『手の平』や『手の甲』の柔軟効果が期待できる特別な油脂、コメヌカオイルとコメ胚芽油が配合されています
●さらに、スクワラン、コレステロール、ホホバ油をはじめとしたワックスエステルも配合されているから、よりお肌本来の保湿膜、皮脂膜に近しいバリアヴェールで手を優しく包み込むことが期待できます
●抗炎症成分グリチルリチン酸2Kも配合されているから、荒れた手の炎症を抑えつつ保湿することが期待できます
●DPG、1,2-ヘキサンジオール、ペンチレングリコール無配合の低刺激設計です
※菊正宗が配合されているため全成分表示には有りませんが『エタノール』の低配合が予想されます。アルコールを苦手とする方は若干注意!
菊正宗 うるおうお酒クリームのここがすごい!
手本来の重要な保湿成分、アミノ酸、ヒト型セラミドが豊富配合され、さらに高機能性が売りの油脂成分コメヌカ油で優しく手を包み込む
お肌本来の保湿成分として
アミノ酸:グルタミン酸、アルギニン、ロイシン、グリシン、コメ発酵液(菊正宗)
ヒト型セラミド:セラミドEOP、セラミドAP、セラミドNP
油脂:コメヌカ油、コメ胚芽油
とすべての種類を豊富に網羅したオールラウンド型のハンドクリームです。
このため、これ一本でお肌本来の潤い成分すべてのアプローチが行き渡る期待が持てるので、どの潤いが不足していてもオールラウンドに潤いを取り戻す期待が持てます。
また、油脂に選ばれたコメヌカ油、コメ胚芽油は、変質しやすい分、保湿効果による手全体の柔軟化に優れる成分ですので、紫外線の少なく落ち着いた状態が長時間持続する就寝の前や、水仕事の合間の休憩などに特におススメです。
さらに、お肌表面の舞台で潤いとして活躍するのは油脂だけではありません。
実はお肌表面で潤いを守る皮脂膜の厳密な形成には、主成分である油脂だけでなく、副成分として若干のスクアレン、エステル、微量のコレステロールが必要です。
菊正宗 うるおうお酒クリームには、スクアレンを安定化してさらに優秀な保湿機能を持つよう改良されたスクアランと、ふんだんなエステル類、そしてコレステロールも配合されているため、より皮脂膜に近しいお肌本来の潤い構成が期待できます。
ハンドクリームは保湿クリームでも大丈夫!
手の保湿なんだから、ハンドクリームじゃなくちゃ駄目なんじゃないの??
という方、おおいのではないでしょうか?
化粧品全般に言えることですが、化粧品選びにおいて、品種名で化粧品を選ぶのは十分ではなく、頼りにならないのが実情です。
冒頭で言ったとおり、同じハンドクリームでも、角化した細胞を弱めにかかるハンドクリームもあれば、すでにひび割れやあかぎれになってしまった手に向いている坑炎症に特化していたり、血行促進を促す強い成分のもの、単純にお肌の潤いを補い、補助するものなどなど本当に様々だからです。
ですから、手の荒れの症状がひどい場合は、素直に皮膚科医に相談して、どのようなハンドクリームが必要か相談をすることがおススメです。
特に、医薬部外品や医薬品と銘打ってあるハンドクリームは効果が高い分、さまざまなトラブルが考えられます。よく調べてからの選択が必要となりますのでご注意ください。
そうした背景が有るからこそ、かさつく手相手の普段使いのハンドクリームならば、お肌本来の潤い成分にこだわることが重要です。
となるとなおさら成分が大事になってくるわけですが、何もハンドクリームと銘打ってあるものにこだわらずとも、油脂オイル、化粧水、美容液などの銘柄の化粧品にも、お肌本来の潤い成分をふんだんに配合された、ハンドクリームとしても優秀に働く期待が持てる化粧品はたくさん存在します。
むしろ、顔用の保湿クリームは毛穴や目などの刺激に弱い部分の多い顔に使うために、低刺激よりにつくられるため、ハンドクリームと銘打っているものより刺激面で優秀な傾向にあるかもしれません。
商品名に惑わされず、優秀なハンドクリームを選び抜きましょう!
手本来の潤い成分と低刺激性をかねそろえたハンドクリームならこれ!
ケアセラ APフェイス&ボディクリーム
こちらも3つのお肌本来の潤いを抑えた保湿クリームとなっており、優秀なオールラウンドハンドクリームとしての活躍の期待が高いアイテムです。
その上で、エタノールの配合も無い低刺激設計なので、かさついて弱った手でも安心してお使いになれます。
●目安価格¥1,181 70g ¥16.9/g
●角質層の細胞の間をつなぎ、潤いを守るヒト型セラミドを5種も配合されています。プチプラでセラミド5種は知るうちでは最高レベルの配合といえます
●手の角化を抑制する期待が持て、バリア機能の形成に特に大切で優秀なセラミド、アシルセラミドのセラミドEOSとEOPのダブル配合です。これらの成分により手の硬質化を抑制し、柔らかな手に導く期待値が極めて高いです
●角質細胞の保湿成分アミノ酸の内、もっとも構成比率の高い主成分『セリン』が配合されています
●油脂に選ばれているのは、シア油です。シア油は油脂の中でも酸化しずらいためトップクラスの安定性を持っている傾向にあります。このため、紫外線の強い日中の強い日差しの中でも保湿効果を安全にキープできる期待が持てます
●DPG、1,2-ヘキサンジオール、エタノール不使用の低刺激設計です。このため、荒れた手、かさついた手はもちろん、デリケートな顔など、体の場所を選ばず安心して使用できます
●無香料で、お肌と同じ弱酸性へ調整されているから、さらなる低刺激が期待できます。
敏感肌の方の協力によるパッチテストも実施済み
※すべての方に刺激が起こらないという保証ではないです
ケアセラ APフェイス&ボディクリームのここがすごい!
低刺激かつ潤い成分もたっぷり配合、特にヒト型セラミドに特化しているところがすばらしい!
こちらも、3つの舞台の本来の潤い成分を網羅した内容のハンドクリームです。
特に注目はヒト型セラミド。
¥16.9/gで5種配合はとってもうれしい!
しかも、5種のうち2種が、角質層の構成に特に重要なアシルセラミドです。
このアシルセラミドですが減少することと、角質層の角化することが無関係でないと考えられています。このため、手のかさつきを抑えることに重要な効果を与える期待が持てます。
低刺激性もトップクラスであることにも注目です。
セラミド特化型のハンドクリームなら迷わずこれがおすすめ!
手の潤いならヒト型セラミドに注目したい!それなら人型セラミド超特化型ハンドクリーム
ロート製薬 ケアセラ 高保湿スキンバーム
がおすすめ!
●目安価格¥3,978 40g ¥99.5/g
●角質層の細胞の間をつなぎ、潤いを守るヒト型セラミド5種配合されています
●手の角化を抑制する期待が持て、バリア機能の形成に特に大切で優秀なセラミド、アシルセラミドのセラミドEOSとEOPのダブル配合です。これらの成分により手の硬質化を抑制し、柔らかな手に導く期待値が極めて高いです
●エタノール、ペンチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、DPGなどの刺激の心配が高い成分、、、はおろか、余計なものはなるべくいれない低刺激設計だから、乾燥したカサカサの手でも安心して使えます
ロート製薬 ケアセラ 高保湿スキンバームのここがすごい!
とくべつなヒト型セラミド特化型ハンドクリーム
お肌本来の潤い成分のうちハンドクリームとしてもっとも注目したいのがヒト型セラミドです。
ヒト型セラミドは、お肌の潤い全体をつなぎ合わせて守りあう『潤いの要』ともいえる成分です。
手の潤いはセラミドあってはじめて始まるといっても間違ってはいません。
ですから、かさつく手を解決したいハンドクリームでも当然大注目なお肌本来の潤い成分といえます。
ところが、ヒト型セラミドは総じてとにかく高い。1万円を超えるものも普通にあります。
だからこそ失敗は許されません。
どうすれば失敗しづらいかというと、余計なものが入ってない、なるべくヒト型セラミドだけ配合されたハンドクリームをさがすことです。
そこを絶対の条件に、さらに複数種のセラミド配合で、かさつきを抑える期待値が特に優秀であるアシルセラミドの配合にこだわったものをさがした結果、みごとにマッチしたのが
ロート製薬 ケアセラ 高保湿スキンバーム
です。
はからずも、先におススメしたオールラウンド型のハンドクリーム ケアセラシリーズです。結果2連続ロート製薬のそろい踏みとなりました。
シンプルで期待感が高い全成分表示がこちら
ワセリン、水、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6II、セラミドEOP、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン*、ベヘン酸、コレステロール、タンブリッサトリコフィラ葉エキス、フキ葉/茎エキス、カミツレ花エキス、デキストリン、BG、セテアレス-25、グリセリン、セタノール、オレイン酸ポリグリセリル-4、フェノキシエタノール、PEG-60水添ヒマシ油、香料
配合量順に記載のある全成分表示の3位から7位をなんとヒト型セラミドが独占。。。
なんとも、贅沢なハンドクリームになります。
かさつく手にハンドクリームが必要な理由
お肌のバリア機能とは、
・毛穴の皮脂が変化しつつお肌の表面を包み込むことで形成する皮脂膜
・基底層で生まれたお肌の角質細胞と細胞間脂質が、新たに生まれた細胞成分たちに押し上げられつつ、変化していった結果成り立つ、高い防御機能を備えた角質層
で成り立っています。
手の場合、毛穴が少ないので、自力での皮脂膜の形成が難しいため、他のお肌に比べ、厚い角質層を形成して外部刺激から身を守っています。
そして、何らかの原因で角質層のうるおい成分が減少することではじまるのが手のかさつきです。
そこで必要なのがハンドクリーム。
特に今、コロナの影響でハンドクリームはますます必要となります。
家事の中には手の乾燥を引き起こす要因がたくさんある
人間が何か行動するときにほぼ必ず使うのが『手』。
必然様々な成分や刺激と最も触れ合うのも『手』です。
とくに家事は、洗浄剤やアルカリ性の刺激にさらされる機会が多く手のかさつきを引き起こす要因に溢れています。
このため、手に触れる刺激物によるしっしんや炎症を、主婦に多い症状として、『主婦湿疹』とも呼ばれています。
家事による潤い成分の避けられない消失があるために、ハンドクリームが必要です。
コロナ下で手の潤いは失われる機会がますます多くなる
近年、コロナ下で、洗浄の回数の増加や、過剰洗浄、エタノール消毒、強力な洗浄剤、鉄蹄換気による乾燥などなど、無意識下で人のお肌の潤いを奪う心配のあるシーンがたくさん増えました。どれも、コロナ下ではとても大切なことですが、保湿や空気の加湿も重要です。
また、これらのシーンが今までと違い避けられないこともハンドクリームの必要性を上げる要因となっています。
おすすめのプチプラ保湿クリームたちを徹底比較
ここで、おすすめのプチプラ保湿クリームをさまざまな角度から比較してみました!
商品イメージ | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | 菊正宗 うるおう日本酒のクリーム | ケアセラ APフェイス&ボディクリーム | ロート製薬 ケアセラ 高保湿スキンバーム | スキンコットン デイ | スキンコットン ナイト | トプラン おこさまクリーム | ink. モイストエッセンスクリーム |
値段 | ¥893 | ¥1,181 | ¥3,978 | ¥1,146 | ¥1,320 | ¥755 | ¥18,90 |
配合量 | 150ml | 70g | 40ml | 60g | 60g | 110g | 50g |
コスパ | ¥6.0/ml | ¥16.9/ml | ¥99.5 /g | ¥19.1/g | ¥22.0/g | 6.9/g | ¥37.8/g |
主な特徴 | オールラウンド保湿+最強コスパ | オールラウンド保湿+低刺激性と安定性 | ヒト型セラミド特化型 | アミノ酸特化型 | オールラウンドとアミノ酸特化型 | ヒト型とアミノ酸特化型+超低刺激設計 | ヒト型セラミド特化型+プチプラ |
ヒト型セラミド | 3種 | 5種 | 5種 | 3種 | 3種 | 3種 | 5種 |
アシルセラミド | セラミドEOP | セラミドEOS+EOP | セラミドEOS+EOP | なし | なし | セラミドEOS | セラミドEOP |
油脂オイル | コメヌカ油・コメ胚芽油 | シア脂 | 配合なし | なし | コメヌカ油 | 配合なし | 配合なし |
スクワラン | 配合有り | 配合なし | 配合なし | 配合なし | 配合なし | 配合なし | 配合なし |
ホホバ油 | 配合有り | 配合なし | 配合なし | 配合なし | 配合なし | 配合なし | 配合有り |
アミノ酸 | 5種+α | セリン | 配合なし | セリン含む11種 | セリン含む11種 | セリン含む7種 | 配合なし |
コレステロール | 配合有り | 配合有り | 配合有り | 配合なし | 配合なし | 配合有り | 配合有り |
エタノール | 有り (日本酒) | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
DPG | なし | なし | なし | 有り 6位 | 有り 10位 | なし | なし |
1,2-ヘキサンジオール | なし | なし | なし | なし | なし | なし | あり 11位 |
ペンチレングリコール | なし | 有り 12位 | なし | 有り 9位 | 有り 8位 | なし | なし |
商品を詳しく解説! | 紹介ページへ | 紹介ページへ | 紹介ページへ | 紹介ページへ | 紹介ページへ | 紹介ページへ | 紹介ページへ |
AMAZON | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 | 購入 |
ハンドクリームの選び方
ハンドクリームに配合される成分の種類はたくさん有ります。
基本的にお水を抱える保水性が高く、その上でお肌ともなじむ成分であれば、お肌にお水のヴェールをはれて、お肌を保湿したといえ、そうした成分はゴマンとあるからです。
ですから、保湿成分に何が選ばれていてどんな保湿が期待できるか?を想定することが重要です。
お肌本来の保湿成分が配合されたハンドクリームがおすすめ
人のお肌の本来の潤い成分とは
NMF:角質細胞内の成分(主にアミノ酸類)
角質細胞間脂質:角質細胞の間をつなぐ脂質(主にセラミド類)
皮脂膜:毛穴からうまれる皮脂を元に作られる皮膚表面を覆う油性のバリア膜(主に油脂類40%+少量のスクワレンとワックスエステル+わずかなコレステロール)
です。
これらが総合的に減少することが、かさつく手の要因となっていて、かさつきはバリア機能の低下と同じため、さらなるかさつきを生み出していき、炎症や痒みといったトラブルまで引き起こす心配があるのです。
このデススパイラルを止める期待が持てるのが、保湿成分を含んだハンドクリームというわけですね?
ではどんな保湿成分が良いのか?というと、お肌本来の保湿成分がおすすめです。
つまり。
NMFの主成分であるアミノ酸類
細胞間脂質の主成分であるセラミド類
皮脂膜の主材料である油脂類
です。
これらの成分が配合されたハンドクリームを選べば、手が『本来作り上げたかった潤い』を補い、補助する期待が持てます。
人の肌の潤いによるバリア機能は、まだまだ未知となる部分が多く、その未知の効果を引き立てるためにも、類似の保湿成分ではなく、お肌本来の潤い成分そのものにこだわったハンドクリーム選びが必要です。
もちろん、ヒアルロン酸などの本来のうるおい成分ではない、その他の潤い成分の配合が駄目といっているわけではありません。
ヒアルロン酸などの保水力が圧倒的に高い成分による、お肌の柔軟化などの効果が期待できることは、少なくとも間違いとはいえません。
ですが、そうして作りあげた潤いは、たとえお肌本来の潤いを圧倒する、保水力300%でたくさんの水分をお肌に貼り付けたことが出来たとしても、お肌が本来作りあげたかった潤いとはまったくの別物の潤いですよね。
このため、お肌本来のうるおい成分以外が入っていたら駄目!
では無く、あくまでお肌の本来の成分がバランスよく配合されていることを軸にハンドクリームを選ぶことが重要です。
アミノ酸、セラミド、皮脂成分はそれぞれ複数種配合がみられるハンドクリームおススメ
お肌本来の潤い成分は
アミノ酸類
セラミド類
皮脂膜の成分達
類、類、達とどれも複数種存在します。
そして、保湿クリームにこれらの成分を求める理由は、お肌本来の潤いを補助する期待が持てるからでした。
ですから、これらの成分も、お肌本来の潤い構成により近しくなるように、複数種の配合が望ましいのです。
では、達、達、類。
どんなものがあるのか?まずざっと挙げていきます。
NMFのアミノ酸類からいきます。
角質を潤す主成分、アミノ酸類 | 含量(%) |
---|---|
プロリン | 5.6 |
アスパラギン + アスパラギン酸 | 0.8 |
トレオニン | 0.4 |
セリン | 19.7 |
グルタミン + グルタミン酸 | 2.3 |
グリシン | 14.7 |
アラニン | 10.4 |
バリン | 3.4 |
メチオニン | 0.2 |
イソロイシン | 0.5 |
ロイシン | 1.5 |
チロシン | 0.8 |
フェニルアラニン | 0.7 |
リシン | 1.1 |
ヒスチジン | 1.4 |
アルギニン | 10.3 |
細胞間脂質の主成分、存在するセラミド類
セラミド1(EOS)
セラミド2(NG)
セラミド3(NP)
セラミド4(EOH)
セラミド5(AS)
セラミド6Ⅱ(AP)
セラミド7(AH)
セラミド8(NH)
セラミド9(EOP)
セラミド10(NDS)
セラミド11(ADS)
セラミド12(EODS)
皮脂膜の材料たち
油脂(ツバキ油、シア脂などなどの植物エキス)
ワックスエステル(ホホバ油など)
スクワレン(スクワラン)
コレステロール
ずらっとならべましたが、これらの成分がどのくらいバランスよく配合があるかが、ハンドクリーム選びの大事な基準です。
複数種配合が好ましいですが、限界があります。
私が保湿系アイテムをたくさん見てきた結果感じたボーダーとして
アミノ酸は3種以上
ヒト型セラミドは3種以上
皮脂膜の材料である油脂は、全成分表示での記載順位が、10位以内くらいの配合量
を目安にすると優秀なオールラウンドハンドクリームと判断することが現状のおススメボーダーライン。
どれかに特化したものを選ぶのであれば、
アミノ酸は5種以上
ヒト型セラミドは5種以上
皮脂膜の材料である油脂は、油脂100%の物(全成分表示がつばき油のみなど)で後述する脂肪酸組成から材料を選ぶ
が妥当だと思います。
特化型をそれぞれ選んで、組み合わせて使う最強オールラウンドなんてこともいつかはやってみたいものですw
ヒト型セラミド入りのハンドクリームの選び方
先述のように、セラミドは複数種ある成分の総称です。
そして、細胞間脂質にあるセラミドを特別にヒト型セラミドと呼ばれていて、必ず
セラミド1
のように、実際に発見された順番をつけた簡略名か、
エステルω-ヒドロキシ脂肪酸(Ester-linked Omega hydroxy FA)とスフィンゴシン(Sphingosine)がアミド結合したものだから
セラミドEOS
のように、構成する化学的名称の簡略名で呼ばれます。
これ以外の呼ばれ方をするセラミド、たとえば天然セラミドと呼ばれたりしているグルコシルセラミドなどは、同じセラミド類でもお肌に実際にいるヒト型セラミドとは違うため、保湿成分としては効果が期待できるものの、お肌本来の潤いによる保湿を促すかというと化学構造が近しいものの明らかに違うため懐疑的といえます。
ですから、ヒト型セラミドによるお肌本来の潤いを求めるのであれば、全成分表示に目をとおし、必ずセラミド+数字かアルファベットで記載のあるハンドクリームを選びましょう。複数種がさらに高い効果が期待できます。
さらに、ヒト型セラミドの中でも、セラミド1(EOS)のようなエステルω-ヒドロキシ脂肪酸を構造にもつヒト型セラミドはアシルセラミドと呼ばれ、他のヒト型セラミドより分子が大きい特徴があり、
角質細胞間をつなげ合わせる
お肌の角化を防ぐ
油性刺激も水性刺激も弾く、油と水を繰り返した膜、ラメラ構造の構成を支える
といったお肌のバリア機能を成り立たせるのに重要な役割があると考えられています。
このため、ヒト型セラミドの中でも、エステルω-ヒドロキシ脂肪酸を示すEOが名前に入った
セラミドEOS(1)
セラミドEOH(4)
セラミドEOP(9)
セラミドEODS(12)
の4つが配合されているか?にも注目しましょう。
ただし、現在化粧成分に配合があるものはEOSとEOPのみです。
ですから、現状、この2つ両方が配合されたものが、もっとも高い効果の期待できる優秀なヒト型セラミド入りハンドクリームであるといえます。
油脂入りハンドクリームの選び方!元の材料に注目して、安定性と、保湿効果の高さを想定し、求める機能によって選んで決めましょう
油脂もまた、一定の化学構造を持ったものの総称で、たくさんの種類があります。
一定の化学構造とは
グリセリンと3種の脂肪酸がくっついている化学構造のことです。
そして脂肪酸もまた、一定の化学構造を持つものの総称で種類がいっぱいあります。
つまり、たくさんある脂肪酸のどれかが、グリセリンに3つくっついていれば油脂というわけです。
その油脂が、私たちの皮脂膜の材料の4、5割を占めるというわけです。
説明のため有名なの脂肪酸を3つ挙げます。
オレイン酸
リノール酸
パルチミン酸です。
ではここで、今挙げた3つの脂肪酸で油脂の種類を想定してみましょう。
オレイン酸リノール酸パルチミン酸がそれぞれ1つずつ付いたグリセリン
オレイン酸が2つとリノール酸1つついたグリセリン
オレイン酸が3つついたグリセリン、、、
といった具合に、たった3つの脂肪酸で想定しても、3×3×3の27種の油脂が想定されます。何が言いたいのかというと、油脂の種類も脂肪酸の種類の数によって爆発的に増えるということです。
もはや、どの油脂が優秀か?そんな細かい事言ってられるレベルじゃないですよね?
しかも、オイルの多くは植物や動物の天然素材から作り出されます。
となると、材料となった物や、採取された時期、品種、取り出し方などなどで、どんな種類の油脂で構成され、それぞれの量がいくらか?はかなりかわってきますよね。
つまりそもそも、油脂の成分の内容を事細かに明らかにするのは不可能というわけなのです。
にもかかわらず、油脂の特性を決めるのが、どんな脂肪酸がついているか?です。
選びようが無く、困りますよね?
そこで便利なのが、オイルの材料となったものの種類ごとでの平均的な脂肪酸の組成の割合を示した表です。
材料が同じなら、他の条件がどうであれ、脂肪酸の組成にそこまでの差は出ないと見越した想定表というわけですね!
良く選ばれる油脂オイルの脂肪酸組成の値を表に示すと
オレイン酸(1) | リノール酸(2) | その他の主要脂肪酸 | |
ツバキ油 | 85% | 5% | |
シア脂 | 50% | 6% | ステアリン酸(0)40% |
オリーブオイル | 70% | 10% | |
マカデミアンナッツ油 | 60% | 3% | パルミトレイン酸(1)25% |
アルガンオイル | 50% | 30% | |
アンズ核油 | 70% | 20% | |
アボカド油 | 65% | 15% | パルミチン酸(0)10% |
アーモンド油 | 65% | 20% | |
馬油 | 35% | 10% | パルミチン酸(0)25% リノレン酸(3)10% |
コメヌカ油 | 45% | 40% | パルミチン酸(0)15% |
コメ胚芽油 | 40% | 35% | パルミチン酸(0)15% |
こんな感じ。
この表を使って材料ごとの特性を想定していくわけです。実際にやってみましょう。
たとえば、ツバキ油はオレイン酸がたくさん付いたグリセリンがほとんどの油脂オイルなんだろうな。
オレイン酸の酸化しやすさのレベルは(1)だから、安定性に長けていて、酸化を促す日中の太陽光の中でも、性質を変えずらい油脂オイルと想定できる。
日中使いに向いていて、高い保湿効果が期待できる油脂オイルなのだろう。
といった具合です。
そう、油脂オイルを見極めるもう一つのポイントが各脂肪酸の隣の()内に記した数字は安定性のレベルであり、
数字が大きいほど保湿効果による、お肌の柔軟化やテクスチャーがよくなる期待が高まるものの、
酸化しやすく変質しやすいといった心配も高まる傾向があるのです。
つまり油脂は、くっついている脂肪酸の種類と組成で特徴をある程度想定し選ぶことが出来るというわけです。
とくに私たちが好む多くの保湿油脂オイルに配合されている
不飽和脂肪酸(レベル1の酸化性)のオレイン酸
と
ジ不飽和脂肪酸(レベル2の酸化性)のリノール酸
のバランスに注目するとわかりやすいです。
表を改めてみると
安定性で選ぶなら飽和脂肪酸たっぷりのシア脂。
程よい安定性と効果が期待できるのは、オレイン酸の構成が高くリノール酸の構成が低いマカデミアンナッツやツバキ油。
とにかく使用感と高い効果を期待するならば、リノール酸豊富なコメヌカ油やコメ胚芽油、アルガンオイルやアンズ核油がおすすめといえますね!
おすすめのハンドクリーム7選
長文になり申し訳有りません。。。
でも、そのくらいハンドクリームをはじめとする保湿クリームは選ぶのに難しい化粧品なのです。
ここまでの情報をふまえて、改めておすすめのハンドクリームをご紹介いたします!
菊正宗 うるおう日本酒のクリーム
手がかさつく、、、そう思ったらとにかくまず お肌本来の潤いを網羅したオールラウンド型ハンドクリーム 菊正宗 うるおう日本酒のクリームを!
●目安価格¥893 150g ¥6/g ぷちぷら!
●お肌の潤いの要、ヒト型セラミドが3種も配合されています。オールラウンド型としては優秀な配合となっていて、手の潤いのベースを整える期待が大いに持てます
●さらに、バリア機能とラメラ構造の構成に特別に重要なヒト型セラミド、アシルセラミドであるセラミドEOPもしっかり配合されています
●リノール酸豊富な米ぬか油、コメ胚芽油が配合されています。このためリッチな使用感と、高い保湿機能による手の柔軟化が期待できます。
●皮脂膜の主成分である油脂、米ぬか油、コメ胚芽油に加え、皮脂膜の副成分である、スクワラン、エステル(ホホバ油)、コレステロールも配合されています。よりお肌本来に近い皮膜バリアの形成が期待できるため、優しい潤いが望めます。
●グルタミン酸、アルギニン、ロイシン、グリシン、アミノ酸もばっちり4種類配合されています。角質の潤いもばっちり狙い打ちです。
●菊正宗 うるおう日本酒のクリームは、名前どおり日本酒入りです。日本酒には、豊富なアミノ酸と天然セラミドと呼ばれるヒト型セラミドの前段階の成分がはいっている期待が持てます。つまり、先に紹介したアミノ酸4種+αのうるおいが期待できるのです。
※ただし、日本酒が入っているということはアルコール(エタノール)も当然配合されていることが想定されます。日本酒の香りもしっかりしますので、アルコールが心配、苦手な方はご一考ください!
●抗炎症成分、グリチルリチン酸2K配合ですから、かさついて弱った手をいたわりながら保湿できる期待が持てます。
●DPG、1,2-ヘキサンジオール、ペンチレングリコール不使用の低刺激設計だから、さまざまなかさつく手に受け入れられやすい想定ができます。
油脂、アミノ酸、皮脂膜成分のすべてを抑えたオールラウンド型ハンドクリームです。
加え、日本酒の配合やスクワラン、ふんだんなエステルオイル、コレステロール、ミネラルオイルなど、お肌本来の潤い副成分も配合されているから、かさつく手を本来の潤いあるもちもちの手へ導く期待値が非常に高いハンドクリームといえます。
群を抜くプチプラも非常に魅力的です。
ケアセラ APフェイス&ボディクリーム!
ケアセラ APも優秀なオールラウンド型のハンドクリームとして活躍できる化粧品です。
特に注目したいのは、ヒト型セラミドの量と低刺激性。
菊正宗 うるおう日本酒のクリームとの比較もおもしろいです。
プチプラ?セラミド?アミノ酸?あなたはどちらを選びますか?
●目安価格¥1,181 70g ¥16.9/g
●ヒト型セラミド 5種配合!プチプラでは最高レベルの角質層の潤いが期待できます。
●さらに、角質層のバリア機能とラメラ構造の構成、さらには手の角化を抑える期待の持てるアシルセラミド、セラミドEOS(1)、セラミドEOPのダブル配合があります。このため通常のヒト型セラミド配合ハンドクリームとは比較にならない潤いの期待が持てます。
●油脂に選ばれたのは、シア脂。油脂の中でもオレイン酸豊富なシア脂は、酸化しづらい特徴があるため安定性が特別高い油脂とされています。このため、酸化の大きな原因、紫外線の強い日中の屋外でも保湿性能を保つ期待が持てるため、デイクリームとしての活躍が期待できます。
●アミノ酸類はNMFのアミノ酸の主成分セリンが配合されています。1種類は物足りないと感じるかもしれませんが、NMFの主成分であるセリンが選ばれている点が◎。角質の潤いが期待できます。
●DPG、1,2-ヘキサンジオール、エタノール不使用の低刺激設計!
※ペンチレングリコールが記載順位12位で配合されていて、ごく少量の配合が予想されます。
●無香料。お肌と同じ弱酸性。敏感肌の方の協力によるパッチテストも実施ずみ。ですから、かさついて潤いを失った刺激に弱い手にも安心して使えます。
優秀なオールラウンド型ハンドクリームとしてかさついた手のうるおいへの活躍がおおいに期待できます。
菊正宗と比較すると
ケアセラAP:ヒト型セラミド5種、アシルセラミド2種、エタノール不使用の低刺激性、酸化しずらく長時間の保湿が期待できるシア脂
菊正宗:断トツのプチプラ、4種+αのアミノ酸、参加しやすい分、高い保湿効果が期待できるコメヌカ油
とお互い相手をうらまわっている点を挙げるとこれだけの項目が挙がります。
同じ優秀オールラウンド型ハンドクリームでも結構な差が出るものですよね?
菊正宗の優秀な性能は就寝前や水仕事の休憩の合間向き
セラケアAPの低刺激性や保湿持続性は昼間の外出向き
といえそうです。
どちらも、プチプラですから、両方用意してつかいわけるのもおすすめです。
ロート製薬 ケアセラ 高保湿スキンバーム
手のうるおいの根幹ともいえるヒト型セラミド。これが無いとどんなうるおい成分も期待値がぐっとさがってしまします。
だからこそ、かさつく手のうるおいを取り戻すためのハンドクリームに必須といえるのがヒト型クリームの配合。
ロート製薬のケアセラ 高保湿スキンバームはケアセラシリーズのヒト型セラミド特化型のハンドクリームです
●目安価格¥3,978 40g ¥99.5/g
●ヒト型セラミド 5種配合!
しかも、バリア機能の構築に特別重要なヒト型セラミド、アシルセラミドであるセラミドEOS(1)とEOP(9)がダブル配合されています!
ですから、手のかさつきの根幹であるヒト型セラミド不足にたいして高い効果を生み出す期待が持てます。
●配合量順に記載される全成分表示の上位3位~7位をヒト型セラミドが独占してます。
その上、ヒト型セラミド以外の成分が極力配合されていないシンプル設計です。
このため、高濃度のヒト型セラミド配合が想定できるため、手のうるおいの基礎力を高める効果を最大限に引き出してくれる期待がもてます。
●DPG、1,2-ヘキサンジオール、ペンチレングリコール、エタノール不使用はおろか、ヒト型セラミド以外の余計な成分の配合を控えた超低刺激シンプル設計になっています。
ですから、潤いを失いバリア機能が低下した弱ったカサカサの手でも安心して使えます。
まずは、ロート製薬のケアセラ 高保湿スキンバームの最大の推し所である全成分表示から見てみましょう。
ワセリン、水、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6II、セラミドEOS、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン*、ベヘン酸、コレステロール、タンブリッサトリコフィラ葉エキス、フキ葉/茎エキス、カミツレ花エキス、デキストリン、BG、セテアレス-25、グリセリン、セタノール、オレイン酸ポリグリセリル-4、フェノキシエタノール、PEG-60水添ヒマシ油、香料
※「天然型マルチセラミド」構成成分。
※ロート製薬さんでは、ヒト型セラミドの呼び方を旧称のまま示しているため、上記記載のセラミド1がセラミドEOPを、セラミドEOSがセラミドEOSのことをそのまま指すそうです。(セラミドEOPとセラミドEOSは昔、同じセラミド1として呼ばれていた経緯があり表示がさまざまでややこしいですw)
注目はヒト型セラミドの記載位置です。
上位ほど高配合が期待できるのですが、3位から7位までをヒト型セラミドが独占しています。
これは極めて稀な設計でヒト型セラミドの特別なうるおい効果を期待する方にはうれしい表示です。
アシルセラミドも2種しっかり配合が有る点も流石です。
ただし、その分、油脂やアミノ酸といった残りのお肌本来のうるおい成分は配合されていません。
そこが良いところといえるのですが、それらの成分も求める場合は、合わせてほかのハンドクリームを使うのが効果的。
もちろん、これ一つでも、ヒト型セラミドの特別なうるおいを得られる期待は高いため問題ではありません。
ロート製薬のケアセラ 高保湿スキンバームはヒト型セラミドに特化したワンランク上のハンドクリームといえます。
その分お値段も高めです。ただ、ヒト型セラミド特化型ハンドクリームの相場は、五千円から1万円近いものもあるため、比較的に考えてプチプラといえます。
スキンコットン 濃厚リペア デイクリーム ナイトクリーム
こちらはオールラウンドかつ、アミノ酸豊富なハンドクリーム。
そして
・安定性が高い保湿成分にこだわった配合で紫外線の強い昼間でも安心のデイ用ハンドクリーム
・就寝前用のリッチなテクスチャーと高いお肌柔軟効果が期待できるコメヌカ油が高配合されている翌朝のためのナイト用ハンドクリーム
と選んで使えるように2つ用意されてる点も◎。
ユーザー思いあふれるハンドクリームです。
●目安価格
デイクリーム ¥1,146 60g ¥19.1/g
ナイトクリーム ¥1,320 60g ¥22.0/g
●ヒト型セラミド 3種配合!
アシルセラミドの配合は無いものの、3種配合はオールラウンド型として優秀です
●ナイトクリームにはリノール酸豊富なコメヌカ油配合されています。このため、がさつく手や指先を、リッチなテクスチャーに包みこみつつ眠りにつき、翌朝、高い保湿機能によって甦ったもちもちの手が期待できます
一方、デイクリームには、紫外線酸化による劣化が心配になるコメヌカ油のような成分が配合されていないため、非常に安定した保湿性の継続が期待できます
●アミノ酸11種配合と、とにかく豊富で角質の保湿に大変高い期待値を持っています
●坑炎症成分グリチルリチン酸2Kの配合があるため、かさついた手をいたわりながら保湿する期待がもてます
アミノ酸豊富なハンドクリームならスキンコットン 濃厚リペアシリーズが特別優秀でした。
手の潤いにおいて外せない、ヒト型セラミド3種をしっかり抑えつつ、アミノ酸を11種も配合されています。
このため、角質層全体の潤いを底上げしてくれる期待が高いハンドクリームとしてうれしい設計となっています。
夜用にはリッチな質感と高い保湿性能でお肌を柔らかく仕上げる期待の持てるコメヌカ油を配合。かさかさの手も、就寝前のナイトクリームによるお手入れによって、翌朝のもちもちの手へと導いてくれる期待が持てます。
また、デイクリームには、酸化の心配が高い昼間の使用を考えてか、極端に酸化し易いコメヌカ油はおろか、油脂の配合すらしていません。この点がユーザーのお肌をリアルにとっても大切に思っている印象を受け、個人的に好感が持てます。
他のおすすめのハンドクリームに比べ、お肌の刺激となる心配が比較的高いとされる成分の配合がちょくちょく見られますが、どれも主成分となるような高配合が予想されるものではありません。比較表で示した理由は、特別気にする方、超敏感肌の方のためであり、安心して使える安全なハンドクリームです。
トプラン おこさまクリーム 無着色 無香料 低刺激クリーム
アミノ酸に特化していて、低刺激性が期待できるハンドクリームを探しました。
トプラン おこさまクリーム です。
超プチプラであることも注目です。
●目安価格 ¥755 110g ¥6.9/g ぷちぷら!
●ヒト型セラミドは3種配合
しかも、アシルセラミド、セラミドEOS(1)が配合されています
手のかさつきの根幹といえるアシルセラミド不足を補う期待が持てます
●油脂成分の配合はありませんが、リピジュアやPCA-Na、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルといった、優秀なエステル(油脂の仲間)がたくさん配合されていて、高い保湿効果が期待できます
●NMFの主成分となるセリンを含む7種のアミノ酸成分が配合されています
7種もの配合は、角質細胞(NMF)特化型といえ、角層の潤いに期待が持てます
●刺激となる心配が比較的高いとされる、DPG、1,2-ヘキサンジオール、ペンチレングリコール、エタノールは配合されていません。
その上、植物エキスなどの実際の成分のはっきりしないような不安な要素となる成分すら一切入っていない超低刺激設計です。
ですから、どんな手にもトラブルなく受け入れられる期待値が特別に高いハンドクリームといえます。
子供向けをうたう化粧品で低刺激性において私が個人的に満足のいく配合になっているものの少ないなか、トプラン おこさまクリームは、徹底した低刺激設計をされています。
この手の商品で多いのが、植物由来をアピールするための植物エキスの配合です。
植物エキスの効果を否定するわけではないですが、入っていれば低刺激というのは間違いです。
坑炎症効果が期待できる植物エキスなどなら、まだ理解できるのですが、その他の植物オイルの場合、むしろ、入っていないから低刺激というのが基本です。
そんななか、おこさまクリームはそんな植物由来成分すら配合されていない超低刺激設計です。
この正直な姿勢にもとっても好感が持てますよね!
アミノ酸も7種と豊富なうえ、見逃せないのが¥6.9/gの菊正宗にせまるプチプラ。
本題であった低刺激かつアミノ酸特化型クリームをさがしているうちに想定を超えた低刺激かつプチプラ良品にであえました!
ink. モイストエッセンスクリーム ¥1890 50g 37.8/g
ヒト型セラミドで確かな効果が期待できるハンドクリームが
Ink.モイストエッセンスクリーム
●目安価格 ¥1,890 50g ¥37.8/g
●ヒト型セラミド 5種配合!
しかも、アシルセラミドであるセラミドEOP(9)が配合されています
アシルセラミドは潤いの源、ですから、かさつく手の根底の原因から開放される期待が持てます
●ヒト型セラミド原液5%配合を宣言しています。このため、原液メーカーが推奨するお肌改善に必要なヒト型セラミド量が少なくとも配合されているといえ、ヒト型セラミドによる一定程度の効果が確実に期待できるといえます
●油脂成分は配合されていませんが、リピジュアやPCA-Na、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルといった、優秀なエステル(油脂の仲間)がたくさん配合されていて、高い保湿効果が期待できます。
、、、、デジャヴと思ったら前回おすすめしたトプラン おこさまクリームと同じ構成ですね!びっくりですw
●DPG、ペンチレングリコール、エタノール不使用の低刺激設計
※1,2-ヘキサンジオールが11位に記載有り。かなり下位なのでごく少量の配合が推測できます
ただでさえ高いヒト型セラミド特化型ハンドクリームで不安になるのがヒト型セラミドの配合量です。
全成分表示に記載があれば、配合されていることは確かなのですが、現状、配合量を見抜くことはきわめて困難です。
・粉末であり溶解しにくいセラミドを全体に分散させる界面活性剤の種類と配合量の想定
・基本的に配合量順に記載する必要があり、配合量1%以下のもののみ記載順位を自由に変えてよいルールのある全成分表示でのセラミドの記載順位と1%以下の想定ライン。
・料金の高さ
などの配合量を見抜く道具はあるにはあるのですが、私のようなただ勉強している素人はおろか、化粧品づくりを実際しているプロの方でも、価格と全成分表示のみで濃度を示す一定のラインを当てるのは、難しいとされています。
非常にいいにくいですが、あくまで極端に悪い会社がある場合、ヒト型セラミドを激うすに配合して、1%以下は順不同でかまわない事を利用して、全成分表示に出来るだけ不自然の無い様に、他の配合成分を上手に配合することでカモフラージュを施す。
といった努力も出来ないことも無いのが実情といえると思います。
そこまであくどい上に面倒な努力をするせこい会社が存在するかといえば、現実的ではないため、まったく有りえないと思いますが、実際の配合量などの実情が見えにくいのも事実ですよね?
そのもやもやを、ある程度安心させてくれるのが、
Ink.モイストエッセンスクリーム
です。
どういうことなのかというと、通常化粧品は既に用意された原液と呼ばれる化粧成分のセットをいくつか組み合わせて製造されています。工場が数種の原液をあらかじめ用意しておいて、化粧品会社が原液を組み合わせて発注することが出来るわけです。
こうすることで、化粧品会社は工場を必ずしも持つ必要はなくなるし、他社製品との原液共有などが出来るため、低コストですむうえに、工場としても思い切った原液製造に踏み切れ、ランニングコストなどの負担も減らすことが出来ますよね?
さらに、資本の少ない中小企業でも化粧品づくりが出来るというわけです。
はなしがおおきくそれましたw。
Ink.モイストエッセンスクリームは原液メーカーが作るセラミド原液の内の一つを、原液メーカー推奨量全体の5%の配合しました!
と原液の配合量の1部を公開しているのです。
そして5%が何故?原液メーカーが推奨するのかというと、肌修復のために必要な割合だからです。
ですから、Ink.モイストエッセンスクリームは客観的にみて、ヒト型セラミドが一定以上配合されている保障がされていて、その一定が肌修復をもたらす期待の持てる配合量であるというわけですね。
ただし正直、肌修復が何を示すのか?までは確認は取れません。
でも、すくなくとも、全成分表示の記載位置など気にせず、ヒト型セラミドの効果を期待できるのは大きなメリットと捕らえられる方も多いと思われます。
こうした担保がされたうえで、高額になりがちなセラミド特化の保湿クリームが1,890円で37.8/gのコスパを発揮してくれているのは大変ありがたいことですよね!
保湿クリームのおともにおすすめ!
ハンドクリームを決めたらもう一つ購入を考えたいのが、油脂オイルです。
今回紹介したオールラウンド型のハンドクリーム
菊正宗 うるおう日本酒のクリームには、就寝前にぴったり!高い保湿性と翌朝のもちはだの手が期待できるコメヌカ油
ケアセラ APには、日中使いにぴったり!安定性のシア脂
がそれぞれ配合されていました。
が、それ以外の特化型ハンドクリームには油脂の配合がございません。
油脂は皮脂膜の代わりを務める成分です。
そして、皮脂膜は洗浄剤を伴う水仕事やお風呂で簡単に失われてしまう、もっとも簡易的かつ、身近なバリア機能ともいえます。
ですから、かさつく手にお悩みの方には、水仕事やお風呂のあと、少なくとも油脂だけは取り入れて欲しいと考えます。
そこでおススメしたいのが、いつものハンドクリームに加える、追い油脂オイルです。
特に、水仕事の後必ず油脂。就寝前や朝のお手入れにハンドクリームといった使い方がおすすめです。
では、どんな純粋油脂クリームが良いのか?というと、
純度100%の混じりけ無しのもののうち
状況に合わせて選びたい、、
安定のつばき油か
効果のコメヌカ油
です。
優秀なものをご紹介いたします。
追い油脂オイルに!安定長持ちの大島つばきとリッチ豊潤ライスブランオイル
誰もが一度は見たことのある、有名なツバキオイルですね?
長い歴史がもつ安心感もおススメポイント!
ツバキ油は、一定の保湿効果が期待できる不飽和脂肪酸のなかでも、比較的安定性の高いオレイン酸が主な構成と想定される油脂なので、安全性に優れ、効果が続きやすくかつ、一定の保湿効果が期待できるため、太陽光による酸化が心配な昼間の外出などに適した油脂といえます。
最近良く目にするのがライスブランオイル。むちゃくちゃかっこよい名前ですが、元の名前はコメヌカ油。
化粧品界の洗礼で大分垢抜けましたw
私の認識では、リノール酸豊富なリッチな質感ともっちり肌への期待が高いオイルといえば、
アルガンオイル
だけでした。
でも実はコメヌカオイルはアルガンオイルよりもリノール酸が多く組成された期待の持てる油脂でした。
オレイン酸 | リノール酸 | その他の主要脂肪酸 | |
アルガンオイル | 50% | 30% | |
アンズ核油 | 70% | 20% | |
アーモンド油 | 65% | 20% | |
コメヌカ油 | 45% | 40% | パルミチン酸15% |
コメ胚芽油 | 40% | 35% | パルミチン酸15% |
しかも、コメヌカオイル、今回おすすめのライスブランオイルもそうですが、コスパが半端無くよいんですよね!
そのなかでも、ぶっちぎりのプチプラだったライスブランオイルをご紹介しているわけですが。
さて、2種の油脂オイルをご紹介いたしましたが、
紫外線による酸化が予想される朝と日中用に安定性が高く効果長持ちの『大島つばき油』
紫外線などの酸化を促す刺激の少ない夜の就寝前用に酸化しやすいが、リッチな肌触りと高い柔軟効果が期待できる『ライスブランオイル』
として選ぶのが一番のおススメ!
お気に入りのハンドクリームとあわせてご利用いただければ、かさかさだった手がもっちりハンドへ導かれる期待は急上昇です!
まとめ
かさつく手、非常に悩ましいですよね?
それに対するハンドクリームの成分は非常に広域にわたり、どれを選んで良いのか本当に難しいです。
簡単におススメのハンドクリームの選び方をまとめてみました。
・尿素などの角質を弱らせる成分が配合されたものはかえって潤いを減らす心配がある。安易に取り入れず、皮膚科医などに相談してから選ぶことがおすすめ
・手をはじめとしたお肌本来の成分にこだわりたいから、アミノ酸、セラミド、油脂の3軸で、どの成分がどのくらいの種類配合されているか見定めてハンドクリームの潤いの本質を見抜く。
・お肌の潤いの源、ヒト型セラミドの配合は必須。特に重要なアシルセラミド、セラミド1(EOS)セラミド4(EOH)セラミド9(EOP)の配合があればなお良い。
・余計なトラブルの心配の確立を出来る限りさげるため、ペンチレングリコール、エタノール、DPG、1,3‐ヘキサンジオール、植物エキスなど余計な成分が主成分となるものは少なくとも避け、なるべく配合されていないものを選ぶ。
といったところです。
かなり長文になりましたが以上です。
この地獄のような長文に付き合ってくれたユーザーの皆様。お疲れ様でしたw本当にありがとうございます。
あなたと優秀なハンドクリームの出会いと、健康でもっちりな手へ導いてくれることを心から祈っております。