BBクリームは使いたい。でも肌トラブルや肌ストレスを少しでも減らせる肌にやさしいものを選びたい。そこでお肌にやさしいBBクリームの探し方を解説しつつ、おすすめアイテムをプチプラに拘ってご紹介します!
肌にやさしいプチプラBBクリームを見分けるには「配合成分」に注目しよう
肌にやさしいBBクリームとは、どういうものか解説します。
まずは、肌に塗った時にピリピリしない、赤くならないなど、肌に刺激となる成分が入っていないこと。
肌トラブルの原因は「乾燥」であることが多いので、お肌のうるおいを保つことのできる保湿成分が配合されていること。
そして、洗い流す時に、強い洗浄力のあるクレンジング剤をを必要とせず、こすったり、ゴシゴシしなくても簡単に洗い流せること。
以上のチェックポイントを満たすBBクリームが「肌にやさしい」優秀アイテムとなります。
肌にやさしいBBクリームは優秀な保湿成分が配合されているものを選ぶ
お肌にうるおいをもたらす、優秀な保湿成分として有名なものは下記のようなものがあります。
コラーゲン
ヒアルロン酸
セラミド
この中で注目したいのが「セラミド」です。
コラーゲンやヒアルロン酸は水分補給をした時に、水分をかかえて一緒にいてくれることで、長時間お肌にうるおいを留めておくことができるのですが、時間が経つと失われてしまいます。
一方、セラミドはお肌が元々持っている肌内部の保水力を保つ「バリア機能」を強化する働きがあるので、長期的にお肌にうるおいをもたらす期待が持てます。
特に「ヒト型セラミド」と呼ばれる成分は、お肌が元々持っているうるおい成分と全く同じなので、お肌に与えるだけでお肌の保水力を強化してくれる、特にお肌にやさしい優秀な保湿成分と言えます。
ヒト型セラミドにも種類があるのですが、
セラミドEOP(セラミド1)
セラミドNP(セラミド3)
セラミドAP(セラミド6Ⅱ)
が、特にお肌のバリア機能をアップするヒト型セラミドなので、これらが配合されていると、本当にお肌のうるおいを高めるのにリッチな保湿成分入りBBクリームとしてポイントが高いです。
肌にやさしいBBクリームはベース剤をチェック
ベース剤とはBBクリームの土台となる成分のことです。
BBクリームはお肌にやさしい優秀な美容液成分やファンデーション成分や日焼け止め成分などで作られています。「ベース剤」は、それらを均等に混ぜ合わせ、塗り心地良くするための役割を担っています。
ベース剤は有名なものにBG、グリセリン、エタノールなどがあります。
実はこのベース剤にも肌に「やさしい・やさしくない」のレベルの違いがあり、どれがメインに使用されているかによって、お肌への刺激性が変わってきます。
高い
エタノール
1,2-ヘキサンジオール
低い
DPG
かなり低い
PG
ソルビトール
BG
ほぼ無刺激
グリセリン
無刺激
水(精製水)
一般的にBG、グリセリンはお肌にやさしく、エタノールは刺激になる傾向が見られる、という認識がされています。
BBクリームを使って、ピリピリする、赤くなる、など、お肌に合わない経験をしたことがある方は、「エタノール」を避けてみるとお肌にやさしいBBクリームに出会える確立があがります。
肌にやさしいBBクリームは日焼け止め成分に酸化チタンを選ぶ
最近のBBクリームには、しっかり紫外線カット機能がついていますが、人によってはこの紫外線カット成分が刺激になってしまうことがあります。
有名なのは「紫外線吸収剤」です。
紫外線カット成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」という2種類があります。
紫外線吸収剤は紫外線を熱エネルギーに代えることで紫外線の刺激を肌に及ばないようにしています。紫外線吸収剤を使用した時に発生する熱が、何らかの条件でお肌の刺激になり、人によっては肌トラブルにつながってしまうことがあると言われています。
お肌の弱い方は「紫外線吸収剤」を避けた方がいいでしょう。
紫外線散乱剤は名前の通り、紫外線を跳ね返すことで、紫外線をお肌の奥に届かないようにします。一般的に紫外線散乱剤の方がお肌にやさしいと言われていますが、紫外線散乱剤にも「酸化亜鉛」と「酸化チタン」という違うタイプがあります。
酸化亜鉛はまれに金属アレルギーを引き起こす可能性があると言われていますので、それが心配な場合は「酸化チタン」のみを使用しているBBクリームを選ぶといいです。
また、酸化亜鉛も酸化チタンも「着色剤」として扱われ、成分表示で後ろの方に記載されていて、見かけ上少量しか入っていないように思える場合があります。
成分表示というのは、配合量の多い順に記載するルールがあるのですが、着色料や香料などは特例として後ろにまとめて書いてもいいことになっています。そのため、実際には紫外線カット成分を着色料扱いして最後に書かれているにも関わらず、たくさん配合されているケースもあります。
なので、「酸化亜鉛」を避けたい場合は、成分表示を最後までチェックして、配合順位に関わらず、そもそも配合されていないものを選ぶようにしましょう。
肌にやさしいBBクリームは低洗浄力でも落ちるものを選んだほうが無難
汗や皮脂が気になる時、化粧崩れを気にする場合には、ウォータープルーフ機能のついたBBクリームが魅力ですが、「肌にやさしい」BBクリームが使いたい場合は気を付けた方がいいでしょう。
ウォータープルーフの多くはシリコンが使われていて、お肌をコーティングして落ちづらくなっています。
シリコン自体は人体に害のないやさしい成分なので、その成分を用いること自体は問題ないのですが、カバー力が高く落としたい時に落としづらい、という特徴があります。ウォータープルーフなのだからあたりまえですけどねw
そのため、ウォータープルーフ機能を持ったBBクリームは落とす時に強いクレンジングが必要になります。
強いクレンジング剤はそれ自体がお肌のうるおい成分を奪いすぎてしまう心配があります。
なので、ウォータープルーフを強く求めないなら、避けた方が無難です。