日焼け止めがサンゴ礁へのダメージに?2021年ハワイで販売禁止へ、、、これからの日焼け止めは紫外線散乱剤を選ぶ

日焼け止めがサンゴ礁にダメージを与えるのではないか?という疑いは随分前からありました。しかし、サンゴ礁の死の問題は単に日焼け止めの影響だけでなく、温暖化が大きく影響しているとされ、温暖化を中心に注目されてきました。
今回、ついに日焼け止めの影響も認められる研究結果が報告され、ハワイをかわきりに、販売禁止という形から対策される流れとなっています。

販売禁止はあくまで『オキシベンゾン』『メトキシケイヒ酸エチルヘキシル』配合

今回サンゴ礁の死へ、影響を与えると報告されたのは、日焼け止め成分のうちの
紫外線吸収剤と呼ばれる

『オキシベンゾン』

『メトキシケイヒ酸エチルヘキシル』(海外ではオクチノキサートと呼ばれる)

です。
多くの日焼け止めに利用されている成分でこれらを利用していない日焼け止めをさがすのは、ちょっとした骨です。いくつか見つけた禁止成分の入っていない日焼け止めを紹介すると

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といった具合。

では、これらの商品に配合されている、少なくともサンゴ礁の死へ影響を与えると報告されてないような日焼け止め成分は何かというと、

紫外線散乱剤とよばれる

『酸化亜鉛』

『酸化チタン』

です。
紫外線吸収剤が、紫外線を吸収し、熱などのほかのエネルギーへと変換することで、紫外線のお肌への侵入を防ぐのに対し、紫外線散乱剤は紫外線そのものを弾き返すことでお肌を紫外線から守ります。

このまったく違うメカニズムから、吸収剤と散乱剤とでサンゴへの影響もまったく違ってくることは想像に容易いですよね?
今回報告されたのは、あくまで、
『オキシベンゾン』

『メトキシケイヒ酸エチルヘキシル』
を、サンゴに投与されたものと投与されなかったものを同環境で比べたら、投与されたもののみ白化(サンゴの病気、死の前兆)が確認された。
というもので、
『酸化亜鉛』

『酸化チタン』
が環境に優しいといえるものではありませんが、
紫外線吸収剤を使う理由にはあたりませんから、
今後、紫外線散乱剤に注目が集まるのは必然の流れですよね?

いつから販売できなくなるの?日本では?

少なくともハワイでは2021年4月1日から、販売の禁止が決定されています。
あくまで、販売禁止なので現時点では持ち込みは禁止されるものでは有りません。
とはいえ、個人的にはいずれ段階を踏んで規制されていくものと予想しています。

では、日本では?というと、現在特に規制する風潮すら出ていないように思えます。
前述のように、紫外線散乱剤のみを使用した日焼け止めを見つけるのが骨なくらいですからね。
それにあくまで、さんご礁への影響であり、山や街中ではどちらのほうがエコロジーか?という検証ではないので、ハワイと同列に考えるのは早い、日本では他にもっと考えるべきエコロジーがたくさんある!というのが正しいのかもしれません。

紫外線散乱剤は、成分である粉同士がくっついてしまい紫外線防止機能が低下するなどの問題も抱えていて、吸収剤のほうが、紫外線をより防げる傾向にあるとも報告されていますしね?

少なくとも、『海』へ行くときは、紫外線散乱剤のみ配合の日焼け止めを利用しよう!ということですね?

サンゴ礁の白化と今後


サンゴは植物ではないのに、光合成によって必要なエネルギーのほとんどを得る珍しい『動物』です。

とはいえ、光合成をしているのは、サンゴそのものでなく、サンゴの体内に住む

褐虫藻

という藻であり、光合成の副産物をサンゴが必要なエネルギーにしているので、サンゴが光合成をしているというわけではありませんけどね?

ですから、サンゴは褐虫藻の存在なくして生き続けられない!と言い切れるわけですが、褐虫藻は様々な条件でいなくなってしまいます。
強い光
淡水や土の流入
水温変化(温暖化)
人間による水質変化(今回の記事で言う紫外線吸収剤)
などなどです。
かなりデリケートなそうです。

サンゴに褐虫藻がいなくなるとサンゴはあの艶やか色を失い、サンゴ本来の白色へ戻ってしまいます。
これがサンゴの白化です。

白化したサンゴは、環境が回復し、再び褐虫藻を取り込むことが出来れば、色とエネルギーを取り戻し復活することが出来ますが、取り込むことが出来なければ、いずれエネルギーを使い果たし、死を迎えます。

このサンゴの白化は歯止めのきかない自然破壊として地球中で問題視されています。
その大きな要因は、地球温暖化がとまる兆しが見られないからです。

多くの褐虫藻は温度変化に弱く、温度上昇耐性が低い傾向にあります。
ですから、地球温暖化がとまらなければ、必然、多くの褐虫藻がいなくなり、サンゴ礁も必然的に死滅するというわけですね。

ただし、環境というのはうまく出来ているもので、温度上昇耐性に弱い褐虫藻がいなくなるということは、温度上昇耐性に強い褐虫藻が繁栄するといえなくも無いですよね?
止まらない温暖化のなかにも、こうしたサンゴ礁生存への希望はおおいにあります。

そんななか、人間はどう行動すべきなのか?
今回の日焼け止め販売禁止はとっても大切な前進です。
サンゴをはじめ、自然が受けているストレスを一つ一つ明らかにし、今回のように明らかに人類による原因があるのであれば、低減することが必要です。

本来人間は、自然との調和をはかるのが得意な生き物と私は考えています。
今後の私たちの選択と目線は、ますます大切なものになってきます。

大人の選択が出来るよう、化粧品にかかわらずあらゆるものを正しく見通す真実ある知恵を身につけていきましょう!

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