強い日差しが気になる時、日焼け止めを追加したいけど、メイクしちゃったからムリ・・・ってことありますよね。そんな時、メイクの上からシュッと吹きかけるだけで日焼け止めが塗り足せるスプレーなるものを発見。
しかも、無印のはお値段もお手頃で、扱いもラクそうなノンガスタイプのミスト。
「コレいい!」とテンションアップしたのもつかの間、公式サイトのレビューをチェックしてみると、「ヌルヌルする」「顔がテカテカ」「オイリーすぎて使えない・・・」といったさんざんなコメントだらけ。。。
公式サイトで成分を見てみても、そんなにオイリーな成分を使っていないようなのに「なぜ?」と思いつつ、「ここは自分の肌で感触を確かめてみるほかない」と、さっそく最寄りの無印のお店に走りました。
さて、実際に買ってみてわかった衝撃の真実とは!?
無印の日焼け止めミストには2種類ある
近所の無印のお店で無事に手に入ったので、早速使ってみることに。
確かに塗った直後に、若干のベタベタ感はありましたが、少し時間をおけば乾いてサラサラになるし、レビューで見たようなヒドイ評価ほどには、私は感じませんでした。
しかし、後でよくよく成分表示を見てみると、公式サイトで見た成分とは全然違っている!?
ん??なんで??
成分表示が間違っているのか?公式サイトの全成分表記が間違っているのか?とかなり混乱してまい、
無印のサポートに、「店頭で買った商品はネットに載っていたのと成分が全然違う!」と怒りのメールを送ってしまったのですが、、、
そこで判明したことは、実は、無印の日焼け止めミストには「SPF35/PA+++」と、「SPF30/PA+++」の2つの商品が存在する、ということでした。
といっても、常に2つの商品が用意されている訳ではなく、
- SPF35がリニューアルしてSPF30になった
- 店舗ではほぼ同じ商品として、新旧が並列で陳列されている
という、たまたまなんとも紛らわしいタイミングで無印のお店に行ってしまった訳です。
そう、つまり、
ネットで新発売のSPF30を見て、欲しいと思って無印のお店に行ったのに、店舗ではSPF35を間違えて買ってしまっていたんです。
たとえ、リニューアルされた同じ商品だとしても、成分が全く異なるので、新商品のほうが欲しかった私としては、
これは、似て非なる「全くの別物」という感覚です。
無印さん、そんなに中身を変えるなら、パッケージやら商品名も大々的に変えてくれれば良いのに・・・
というモヤモヤが若干残りましたが、間違えたのは自分。仕方ないですね。。。
それはさておき、SPF35とSPF30では、実際に何がどう違うのか、整理してみましょう。
旧バージョンの日焼け止めミスト SPF35/PA+++
私が店頭で買ったのはこっちですね。
英語表記がただの「SUNSCREEN」で、SPFは35です。
全成分はこちら
水、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、PEG-20水添ヒマシ油、BG、グリセリン、ペンチレングリコール、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ヒアルロン酸Na、ジステアリン酸スクロース、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデセス-5、ステアリン酸スクロース、酢酸トコフェロール、BHT、 EDTA-2Na、メチルパラベン、プロピルパラベン
主成分は吸収剤です。
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
- t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
吸収剤はその特性上、どうしても成分の劣化が避けられず、2~3時間で塗り直すことを意識した方がよい、と言われていますので、
持ち歩いてこまめに塗り足すのがオススメです。
その点、無印の日焼け止めミストはコンパクトサイズなので、持ち歩くのにピッタリです。
テクスチャーは乳白色の化粧水のような感じです。
ベースには、うるおいが強そうな油性成分やグリセリンなどがたっぷり使われていますね。
日焼け止めにありがちなキシキシ感やガサガサ感が出にくく、しっとり使えるうるおい成分が配合されている、という点としてはいいと思うのですが、
これが逆に、低評価コメントに多く見られた、「ヌルヌル」や「ベタベタ」につながってしまいそうな構成になっているとも言えます。
私にとっては、日焼け止めってそんなもんだし、という感覚で、許容範囲だったんですが、人によっては使い心地がイマイチ!と思えてもムリはないのかな、という印象を受けました。
ノンガスタイプのミストなので、やはり、シューっとするだけでOKのスプレーとは違って、そこまでの霧の細かさはなく、プッシュしたあと、手で塗り広げたり、なじませたりしたくなるため、手にも若干ベトベトさが残ってしまう、ということがあるので、よけいベトつきが気になってしまうのかもしれませんね。
新しい日焼け止めミスト SPF30/PA+++
こちらが私が無印の公式サイトで見たものです。
後日、手に入ったので、比べてみました。
文字色も青で、パッケージ上の見た目はほぼ同じ 笑
パっと見ではほとんど区別がつきませんが、よーく目を凝らして見ると、英語表記が「SUNSCREEN MIST」となっていて、SPFが30と、違う商品であることがわかります。
全成分はこちら
シクロペンタシロキサン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジメチコン、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチルヘキシル、オクトクリレン、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ヒアルロン酸Na、水、ポリシリコーン-15
メインの紫外線カット成分は、こちらも吸収剤で、以下の4種類が配合されています。
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
- オクトクリレン
- t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
- ポリシリコーン-15
特筆すべきは、
「オクトクリレン」
という吸収剤が配合されているところ。
自身の成分の劣化を防ぐだけでなく、一緒に配合されている吸収剤の劣化も防いでくれるので、紫外線カット機能を長持ちさせてくれる期待の持てる成分です。
なので、SPF30のほうが成分的には優秀と言えます。
こちらのほうがサラサラで使い心地がいいかな?
オイルを手に取った時のような感触で、ほぼ透明。
最初は多少ヌルっとしますが、塗り広げてしまえば、伸びが良く肌馴染みも良いです。
ムラなくつけられるので、ミストとしてもこちらの方が使いやすいですね。
結論。ほとんどが「勘違い」から来ている
つまり、同じ商品なのに成分が全然違う!?と混乱していたことの原因は、「SPF30/PA+++」と「SPF35/PA+++」を間違えて買ってしまった、というだけのことでした。。。
そして、
無印の日焼け止めミストのレビューがさんざんだった訳も、
私と同じように、旧バージョンを間違えて買ってしまった方が、使い心地がイマイチだというレビューを、新バージョンのコメ欄に追加してしまっていただけ。という想像がつきますね。。。
結論。
無印の日焼け止めミストは良く似た新旧の2つの商品があり、多くの人が「勘違い」している、と想定できるということ。
無印の日焼け止めミストがヌルヌルすると言われているのは
旧バージョンのほう。
リニューアルされた無印の日焼け止めミストは、
私が最初に見込んだ通り、
- UV対策&メイクキープに使える♪
- 優れもの日焼け止め化粧水!!
と言って過言ではないと思います。
というわけで、今となっては、
無印の日焼け止めミスト(SPF30)は、普段の紫外線対策に欠かせない、お気に入りの1品になっています。
公式サイトでも、そのうち、汚名返上されるといいな♪と思います。
無印のパッケージはシンプルでよく似ているので、手に取る時は注意
新しい商品にリニューアルしていて、公式サイトの情報が変わっていたとしても、店頭では古い商品の在庫が残っていれば、まだそのまま並べられていることがあります。
私が行ったときも、商品の表示は新しいものに変わっていたものの、商品自体は古いもののままでした。
しかも、「日焼け止めミスト」なるものはこれしかなかったので、「あっ、これこれ!」と、よく確認もしないまま手に取ってしまったわけです。。。
紛らわしいですね。。。
これに関しては無印のお店側にも、もう少し気をつけて、陳列方法を工夫してもらいたいと、思うところはありますが、
ちゃんと確認しなかった自分の落ち度でもあります。。。
サポートにクレームも入れてしまったし、「お店が悪い!」「商品が悪い!」と一方的に被害妄想をふくらませてしまうと、自分の間違いに気づけず恥ずかしい思いをすることもありますね。。。
今後は、どんなときでも自分でしっかり確認できるように、
- 化粧成分の知識をしっかり身につける
ことの重要性をますます感じました。
そして、大人としての人間性により磨きをかけるために、
- 落ち着いて丁寧な対応を心がける
- 誰に対しても敬意を忘れないようにする
といったことにも肝に銘じていきたいと思います。。。
とはいえ、これを店頭で見分けるのが至難の業であることも事実。
ネットストアなら、商品ごとにページが分かれているし、詳しく詳細が書かれているから、少しは買い間違いを減らせるかも!?
というわけで、無印の化粧品はネットでのお買い物をオススメします。
ちなみに、
今でも、無印の店頭で日焼け止めミストを見かけると、SPF35とSPF30がごっちゃになって並んでいるのが気になってしまい、
「これ別物だよ!」と言わんばかりに、こっそり並び替えたり、してしまっています。笑
みなさんも、買い間違いには、お気をつけ下さい。