プチプラ

セラミド

お肌の潤いの源「セラミド」
セラミドは美の象徴であるだけでなく、お肌のバリア機能のかなめとなる成分でもあります。
ですから、セラミドが失われると、
潤いが失われる
ばかりではなく、高いバリア機能まで失う心配があり、「シミ」「しわ」「たるみ」といったお肌のトラブルを引き起す心配も高まってしまうのです。

まさに「負の連鎖」ですよね?
そして、スキンケアの大きな目的のひとつは如何に「シミ」「しわ」「たるみ」といったお肌のトラブルを避けるか?です。

ですから、スキンケアの主役にセラミドが注目されていて、セラミドをいかに
生み出し
守り
補うのか?
がスキンケアのお題目となるのです。

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セラミドを生み出し、守り、補う♪スキンケアはセラミドからはじめよう!

スキンケアで出来ることは、お肌表面の0.03mmほどの角質層を助けることがほとんど。
その角質層の潤いとバリア機能の主役を担うのが
「セラミド」
です。
たった、0.03mm、、、そんなに薄い世界の何をどう改善したところでどうなるものか?
と感じる方も多いのではないでしょうか?
ところが、角質層は私たちの想像を超える数字以上のシールド性能を持っていて、その役割の重要性は計り知れません。

そして、そのシールド性能の高さが健康肌であり、私たちは健康なものを美しいと感じているためにセラミドは美の根底を支える重要な要素として注目されているわけです。私たちは、美を求めて、自然に健康を維持しているという見方も出来ますね?

ところが角質層の主役「セラミド」は、
紫外線をはじめとするあらゆる刺激で失われる上に、年を重ねるごとで減少してしまう傾向にあります。

ですから、健康な潤い肌をキープするには、スキンケアによって、セラミドを守り、補い、生み出してあげることが必要になるわけですね?

では、近年、具体的にどんなセラミドスキンケアがトレンドか?

これはっ!!というものを

『守る』
『補う』
『生み出す』

に分けてまとめてみました!

セラミドを『守る』スキンケアで潤いもち肌を目指そう!

まずはセラミドを
「守る」
です。

守るは美容の基本であり、主役!
なのでしっかり抑えたいですよね。

では、セラミドを守るにはどうすればよいか?
まず、セラミドが失われがちな場面に注目しましょう。
それは、2つ!

1、洗顔、メイク落しの「摩擦」と「洗いすぎ」

2、外出時の「紫外線」

です。
まずは、洗顔とメイク落しです!

低刺激な洗顔料とメイク落としを選んで優しくオフ!セラミドを守ろう!

洗顔やメイク落しは、お肌の為の大切なスキンケアですが、同時に

お肌の潤い成分、NMFとセラミドへダメージ


が心配されます。

ですから、
洗い流したい成分を程よくオフする
その上で低刺激におさめる
の両立がポイントです。

洗顔とメイク落しでは、そのためのポイントが違ってくるために分けて考える必要があります。
まずは、メイク落しです。

メイク落しは、負担の少ない油脂クレンジングを選び、優しくオフを意識しよう!

メイク落しは、配合成分によっていくつかの種類に分類でき、その種類により、特徴が変わります。
メイク落しを低刺激におさえるにはまず、

洗浄力

セラミドをはじめとしたお肌の潤い成分への刺激性

に注目してメイク落しを選ぶことからはじめましょう。
まずは、アマゾンで人気のあるクレンジングオイルに配合のあったメイク落しの成分を種類別に紹介していきます。

炭化水素系
高洗浄力で、お肌の潤い成分まで洗浄してしまう心配があるために、最近割と嫌われていて見なくなってきた成分です。
それでも、
AMAZON人気上位では

ミネラルオイル
水添ポリイソブテン

が、見かけられました。

エステル系
ミネラルオイルより洗浄力は劣る、その分お肌に優しいとされ、最近主流となっているメイク落し成分です。

パルミチン酸エチルへキシル
エチルヘキサン酸セチル
ホホバ油(ロウ)
ジイソノナン酸BG
炭酸ジカプリリル

などが人気上位のメイククレンジングに採用されていて、現状もっとも主流となっているクレンジング成分といえそうです。

ノニオン界面活性剤系
肌浸透性が非常に低く、超低刺激の洗浄成分です。
メイク落しの機能というより、メイク落し成分そのものと、これによって浮いたメイクも含めて全体の洗浄成分として、その他の系列の洗浄成分とセットで採用されることが多いです。
人気メイク落しでは

PEG-6(カプリル/カプリン酸)グリセリル
トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル
ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル

などが、見受けられました。

以上
炭化水素
エステル
ノニオン界面活性剤
これらの3つの系統の成分を組み合わせたものが、現状のアマゾンでの人気上位のメイク落しにみられました。
特にエステルとノニオン界面活性剤を組み合わせたものが人気のようです。

ですが、今回私がオススメしたいのはこれらの成分ではなく油脂系メイク落しです。

油脂系
クレンジグオイルの中でもっとも洗浄力が低い傾向にあり、お肌に必要な油性成分を残してメイクを落とすことが期待出来ます。
また、油脂はお肌にもともとバリア機能としてお肌を守るために存在する『皮脂膜』の主成分であるために、お肌と馴染みが良く自然な保湿成分としても働きかける機能性も持ち合わせており、肌に残ってもしっとりと馴染みます
AMAZON上位には油脂洗浄成分は見当たりませんが、

ツバキ油
オリーブ油
米ぬか油
マカデミアンナッツ油
アルガニアスピノサ油

などが有名です。
最近、優秀なクレンジングオイルとして注目度があがってきているメイク落し成分です。

メイク落しの洗浄成分の刺激とは、メイクの成分に近しいお肌の潤い成分をも同時に落としてしまうことです。
ですから、あんまり強いメイク洗浄力があるものは好ましくありません。

とはいえ、メイクを洗い残しては、刺激云々どころじゃありませんよね?
ですから、メイク残しをしない程度の洗浄力で、なるべく低刺激なメイク落しを選びたい!が正解といえます。

そこで、まずお試しいただきたいのが、比較的低洗浄力低刺激の油脂系クレンジングコスメです。
低洗浄力を基準に選んでいただき、それでメイク落ちが十分でない場合に他におすすめしたい対策があるからです。
まずは、優秀なプチプラ油脂系クレンジングオイルをいくつか紹介します。
その上で油脂系クレンジングを利用したセラミドに優しい低刺激メイク落しの方法をご紹介いたします。

これらの油脂系クレンジングを使用すること、これが

セラミドにやさしい低刺激メイク落しの始まりです。

では、具体的な低刺激クレンジング方法はというと

まず、水気の無いうちにクレンジングをメイクした部位のみに乗せ、手のひらでクレンジングを回すようにして優しく馴染ませます。お肌とクレンジングを馴染ませるわけでは無く、クレンジングとメイクを馴染ませるイメージでやさしく馴染ませましょう。

こうして、馴染んだクレンジングとメイクを今度は、少量のお水を手にとって加え、再び手のひらで優しく回して馴染ませます。これにより少しづつお肌からクレンジングとメイクを離していきます。

しっかり馴染んだと感じたら(普通2分くらい必要な傾向にあるそう)お水で優しく洗い流しましょう。

通常、お水ではクレンジング成分は落ちづらいため、必要に応じて後述する洗顔フォームによるダブル洗顔で優しく仕上げましょう。

ただし、ウォータープルーフなどの落ちづらいメイクの場合、この方法では、メイクが落ちきらない場合があります。
そんなときは、
メイクを落ちやすいものへ変えることをオススメしたい!
ですが、、、、、、そうもいきませんよねw

そうなると、メイク洗浄力の強いミネラルオイル系のクレンジングに頼るしかありませんが、ミネラルオイル系のクレンジングは、お肌の潤い成分との相性も良く、必要な潤いまで洗い流してしまう心配があり、やはりオススメしがたいです。
そこでオススメなのがプレクレンジングです。

落ちないメイクはミネラルオイルでプレクレンジング!

油脂クレンジングをベースにメイク落とし行う場合、まず注意したいのは、

メイクの洗い残し

です。
低洗浄力で低刺激だから選んでいるのにメイク残しをしては元も子もないですものね?
通常のメイクならば、油脂系クレンジングでも十分な洗浄力を発揮しますが、問題は

ウォータープルーフなどの落ちづらいメイク

です。
油脂クレンジングでメイクが落ちない!と感じた場合にオススメしたいのが、プレクレンジングです!
プレクレンジングはあくまで、上記のセラミドにやさしい低刺激メイク落しでは落ちないと感じるときの裏技なのでお気をつけを!

その方法とは、ミネラルオイルやスクワラン、ワセリンなどで、あらかじめメイクを浮かせ、キッチンペーパーなどで吸い取るというものです。
上記の3種のオイルも炭化水素といって、お肌に存在し、肌なじみの良い成分で、また、変化しづらく、お肌への影響が少ないといった特徴も有ります。

ミネラルオイル系のクレンジング剤もミネラルオイルなどの炭化水素は配合されているのですが、そのほかにも界面活性剤などのお水と反応して洗浄する肌刺激になりうる成分も配合されていて、基本早く洗い流すべきものです。なのでキッチンペーパーで吸い取るという行為と相性がよくないのです。

その点、ミネラルオイル、スクワラン、ワセリンなどは先述のようにお肌に存在する成分ですので、キッチンペーパーで吸い上げるというクレンジング方法と相性も良く、ピンポイントでメイク落しも狙えるため強力なメイクを落としても、比較的低刺激ですむ期待が持てるわけですね。

言うならば、プレシャンプーならぬプレクレンジングといったところですね。

ただし、それでもメイク残しの心配はあるため、その後のセラミドにやさしい低刺激メイク落しに加え、ダブル洗顔の洗顔フォーム選びが重要となってきます。

 

仕上げの洗顔は、低洗浄力が特徴でセラミドに優しいアミノ酸系洗顔フォームで!

メイク落しはクレンジングと洗顔に分けられます。
すなわち、クレンジングと洗顔フォームは基本的に求める機能、性質が違うのです。
クレンジングは、メイクを浮かす
洗顔フォームは、浮いたメイクと機能を終えたクレンジングとともに洗浄するもの!と考えると分りやすいと思います。
※厳密にはダブル洗顔不要をうたう、オールインワンみたいなクレンジングもありますが、オススメしたいのは分けてメイク落しをすることです。分りやすくアイテムを選びやすいですし、低刺激の根拠もはっきりしている分、正しい洗顔方法もはっきりする!からです。

ではまずは、洗顔フォーム選びから。
洗顔フォームでオススメしたいのはズバリ

アミノ酸系洗顔フォームです。

アミノ酸系洗顔フォームとは、アミノ酸を元に作られた洗浄成分を主成分とする洗顔フォームの総称で、他の洗顔フォームに比べ
低洗浄力
低刺激
が大きな特徴です。
このため、油脂系クレンジングで守ったお肌の潤い成分を引き続き失う心配を限りなく低くおさめてメイク落しを仕上げる期待が持てます。
これに対して、比較的
高刺激
高洗浄力
といえるのが、
石けん系洗顔フォームです。

市販のほぼすべての洗顔フォームは石けん系といって過言では無いのが現状で、そのことから、人気が有るのは間違いなさそうですが、石けんは理論上お肌の潤い成分に対する刺激は、アミノ酸系洗顔フォームの比じゃないくらい高い心配が大きいといえます。

ですから、アミノ酸系洗顔フォームを是非オススメしたいのですが、、、、
先述のように市販では、アミノ酸系洗顔フォームはさがすのに恐ろしく苦労するほど稀です。
いくつか、見つけてきたので、先にご紹介いたします。
是非一度石けん系と比較なさっていただきたいです!

日焼け止めは酸化チタンがオススメ!上手に選んでセラミドへのダメージを最小限に抑えよう!

セラミドを「守るにおいて、最近最も注目されているのが、紫外線防止剤、日焼け止めです。
意外かもしれませんが、紫外線は私たちの
お肌の最大の刺激で老化においても最大の原因といわれています。
ですから、スキンケアにおいて最も大事なのは紫外線対策である!少なくても紫外線対策ありき!と注目されているのです。

では、紫外線対策にはどんなものがあるのか?
そもそも紫外線とは何なのか?から考えていきましょう。

紫外線の正体と日焼けのメカニズムから紐解く紫外線対策!

紫外線とは、太陽光に含まれている光のうち、一定のエネルギーと波長を持った光線のことで、タンパク質を変性(性質を変えて二度と戻らない)させたり、細胞内のDNAを傷つける心配があります。
近年では、特にDNAへのダメージは注目されています。
通常、紫外線によって傷ついたDNAは、細胞によって傷ついた部分を切り離し、元の状態に回復してくれます。

ところが、紫外線のダメージが度重なると、DNAのなおし間違いが生じる心配があり、これが原因となって、長い時間をかけて老化や皮膚がんの原因となると考えられています。

ですから、近年、若いうちからの紫外線対策が注目されているのです。
紫外線対策には、アナログな帽子や衣類による防止が基本ですが、注目したいのが

日焼け止め

です。

日焼け止めというと、ありがちなのが

肌を焼かない薬品

と淡白な認識で終わることです。

本来の使用目的を考えれば、それでかまわないのですが、日焼け止めの仕組みを紐解くことで使用理由はまったく変わってくると思います。
日焼け止めの本来の役割と仕組みは、

太陽光のうちの紫外線を
散乱させるか
吸収して熱エネルギーへと変換させること
またはその両方によって
紫外線をお肌に到達させない。
これにより皮膚やDNAダメージを起こさせない!という訳です。

すなわち、日焼け止めの本来の役割は

皮膚を黒くしない!

ではなく

皮膚ダメージを防ぐ!

なのです。
大分イメージが違いますよね?

さらに、もっと違いを理解するために、日焼けの仕組みも簡単に解説させていただきます。

日焼けは、人体の持つ防御反応の結果です。

その過程を紐解いていきましょう。
紫外線を照射されたお肌は、メラニンという紫外線に強い黒色へ変化する色素をお肌深部で発生させ、次第に皮膚上層部へ送り込むことで、いわば

生命による日傘

を作り出し、紫外線から大切な機能の多い繊細なお肌深部を守っているわけです。

つまり、スキンケアのことだけを考えると、
日焼けそのものは、健康の証であり問題なく
日焼け前の見えないダメージがのちのち問題を起こす心配がある!
というわけですね!

ちなみに、お肌の色によって紫外線への強さも変わる傾向にあります。
黒いほど紫外線に強く、白いほど弱い!という訳です。
黒人の方って、年のわりにお肌にハリが合ってしわが少なく、健康肌なイメージありませんか?

お肌の白い方、日焼けしづらい方ほど紫外線対策が求められるというわけです。

セラミドを守る日焼け止めは酸化チタンタイプがお肌に優しくオススメ!

日焼け止めに配合される紫外線防止剤は
紫外線を吸収し熱などの比較的安全なエネルギーへと変換する
紫外線吸収剤

紫外線を反射する
紫外線散乱剤
というものの2つがあります。

吸収剤の良い特徴は
・紫外線防止機能は比較的優秀な傾向にある
・日焼け止め特有の粉っぽさと白浮きがない
・安価であることが多い
散乱剤の良いところは
・肌刺激になりづらい
・べとつかないテクスチャーが好まれやすい
という感じです。

オススメなのはやはり刺激になりづらい紫外線散乱剤。
特にオススメなのは
酸化チタン
のみ配合の日焼け止めです。
同じ散乱剤の
酸化亜鉛も低刺激といえますが、イオン化する特徴を持っていて、その特徴から稀に金属アレルギーなどのトラブルを引き起こす方もいらっしゃるので、選ぶなら
酸化チタン
がオススメです。

また、紫外線吸収剤は、アメリカの研究機関でサンゴへの悪影響が指摘され、ハワイなどをかわきりに2020年4月より販売停止が決まっています。現状、日本ではそうした流れは見られませんし、ハワイも使用禁止ではなくあくまで販売禁止。
とはいうものの、せめて海に行くときは紫外線吸収剤は避けたいですね!

洗顔後の弱った肌は油脂オイルでセラミドを優しく守り保湿しよう!

洗顔後の肌は、洗い流したかった汚れとともに、お肌の潤い成分や
皮脂膜と呼ばれるお肌のバリア機能も失われがち。
そこで、役に立つのが化粧水の保湿成分ですね。

一口に保湿成分といっても
ヒアルロン酸
コラーゲン
ツバキ油
、、、、
あげれば切が無いほどの保湿成分が存在します。
どんな保湿が良いのか?
オススメは油脂オイルです。

肌なじみの良い油脂系オイルで擬似皮脂膜を!洗顔後の弱ったお肌のセラミドを守ろう!

洗顔後、お肌が弱まる最大の理由は
皮脂膜を失うこと!
といえます。
皮脂膜とは
皮脂と汗を材料にお肌に住む常在菌による活躍によって生み出される
外界からの刺激と戦うお肌最初のシールドです。
弱酸性で様々な菌を受け入れず、お肌の乾燥を防ぐ保湿機能などがあるとされています。

洗顔は、古くなった皮脂や汗などを洗い流すのが目的ですから、皮脂膜や必要な皮脂までも洗い流しきってしまう心配があるわけですね?ですから、先述の洗顔フォームも低洗浄力にこだわりたいのですが。
それでも、洗いすぎになる心配はあります。

そこでオススメなのが、洗顔後の保湿ケアです。
お肌の本来の保湿は皮脂膜や皮脂によるものですから、なるだけ同じような成分で補うことがオススメです。

では、皮脂膜の材料皮脂とは何かというと

油脂類 5割
炭化水素類 3割
ワックス 2割

くらいだそうです。
数字は人や年齢、時期などにより当然変動しますが、主成分は

油脂

です。
油脂とは、科学的な分類の名称で、脂肪酸とグリセリンとのエステルの総称です。
要は、油脂は総称で複数種あり、特徴が違っています。

油脂の多くは植物や動物から生成されていてその内容に差があって特徴が決まります。
たとえばオススメのツバキ油は、産地や収穫方法、収穫時期によって違ってくるものの

大変便利な化粧成分解説サイト。いつもお世話になっています。
化粧品オンラインさんによると、、

脂肪酸名脂肪酸の種類炭素数:二重結合数比率(%)
オレイン酸不飽和脂肪酸C18:185.0
リノール酸不飽和脂肪酸C18:24.1
リノレン酸不飽和脂肪酸C18:30.6
パルミチン酸飽和脂肪酸C16:08.2
ステアリン酸飽和脂肪酸C18:02.1

化粧品オンライン参照
となっているのです。
脂肪酸名が、ツバキ油に入っている油脂の種類でその構成が比率。
オレイン酸がそのほとんどを占めていますね?

ここで注目したいのが不飽和脂肪酸の比率です。
特に注目なのが
オレイン酸
リノール酸
の配合量です。

おおくの油脂オイルは、不飽和脂肪酸が主成分となっていて、不飽和脂肪酸は肌馴染みが良い分、酸化しやすく品質を落としやすい傾向にあり、特にリノール酸は特別酸化しやすく、配合量、比率が高いと酸化による皮膚トラブルが心配されます。
リノール酸は皮脂にも存在する成分ですので、そこまで過剰な心配を持つ必要は無いと思いますが、
リノール酸の配合が高い=酸化しやすいので保管や扱いに注意しよう!くらいの気持ちは必要です。

ここで、市販に多い油脂オイルのオレイン酸とリノール酸の配合比率の参考値を一覧します。

 オレイン酸リノール酸その他の主要脂肪酸
ツバキ油85%5% 
シア脂50%6%ステアリン酸40%
オリーブオイル70%10% 
マカデミアンナッツ油60%3%バルミトレイン25%
アルガンオイル50%30% 
アンズ核油70%20% 
アボカド油65%15%パルミチン酸10%
アーモンド油65%20% 
馬油35%10%パルミチン酸25%
リノレン酸10%

 

※1 ステアリン酸、バルミチン酸は飽和脂肪酸と言って、オレイン酸より遥かに酸化しにくい成分で、皮脂にも含まれている成分です。
※2 パルミトレン酸は、不飽和脂肪酸でオレイン酸と同列の酸化性をもちます。
※3 リノレン酸はトリ(3つ)不飽和脂肪酸とよばれ、ここで紹介した脂肪酸のなかではもっとも酸化しやすい脂肪酸です。

この中でオススメなのは、オレイン酸豊富な椿油、そしてリノール酸の少ないマカデミアンナッツ油です。
お好みで選んで、洗顔後のセラミドを守りましょう!

 

セラミドを『補う』スキンケアで潤いもち肌を目指そう!

「守る」が基本のセラミドスキンケアなら、「補う」は大人の為のエイジングケアと考えるべきだと思います。
いくら「守る」スキンケアを徹底しても、年齢とともに少しずつ積み重ねたダメージによって、セラミドは年齢とともに減少する傾向にあり、どうしても不足しがちです。
そんな年齢肌には、セラミドを外側から補うスキンケアがおすすめしたいわけです。
では、どんな成分を補うべきかというとずばり

ヒト型セラミド

です。

複数種のヒト型セラミド化粧水で失ったセラミドを広く補おう!

化粧品界でセラミドというと、唯一無二の補修成分のような扱いをされているように見られますが、
正確なセラミドの定義とは、化学的な分類に使われる言葉で、スフィンゴ脂質にアシル基と呼ばれる構造を持った成分がアミド結合したもの!の総称です。
なので、セラミドは唯一無二の成分ではなく、ゴマンとある成分の総称であり、化粧品界にあるセラミドも何種類も存在しています。
つまり、同じセラミド配合化粧水でも、実際配合された成分や期待できる効果は違ってくるというわけですね?
では、どんなセラミドがオススメなのか?というと

ヒト型セラミド

なのです。

セラミドの中でもヒト型セラミド配合にこだわってセラミドを補うスキンケアを!

ヒト型セラミドは人の体に実際存在するセラミドの総称で、

  • セラミドEOP(セラミド1)
  • セラミドNG(セラミド2)
  • セラミドNP(セラミド3)
  • セラミドEOH(セラミド4)
  • セラミドAG(セラミド5)
  • セラミドAP(セラミド6Ⅱ)
  • セラミドEOP(セラミド9)

などがあり、今後も研究がすすむにつれ、新発見されるたびにその数は増えていきます。
必ず、セラミド+アルファベット(構造の特徴を略したもの)か
セラミド+数字(発見順)
で表記するルールがあります。

セラミドを補うスキンケアとは、そもそも不足しがちなお肌のセラミドを外部から補うスキンケアですから、ヒト型セラミド配合のスキンケアでしか期待が持てない!といって過言ではありません。

グルコシルセラミドを代表とする、その他のセラミドで出来るスキンケアは、お肌の保湿や保護が目的でヒト型セラミドとは一線を画すのは明らかですよね?
セラミドを補う大人のエイジングスキンケアを求めるのならばヒト型セラミド配合にこだわりましょう。

複数種のヒト型セラミド配合で幅広い補いが期待できる!

先述のとおりセラミドには、たくさんの種類があり、その中でもお肌のセラミドを補うには、お肌のセラミドと同じ構造を持つヒト型セラミドがおすすめでした。
ですが、ヒト型セラミドにも種類があり、それぞれお肌での役割が違っているとされています。
まだまだ、研究の余地のおおきなヒト型セラミドの役割は、その性能についてはっきりしたデータがそろっているわけではなく、このヒト型セラミドが優秀!とはっきり言うのは難しいと思います。

ただし、セラミドを補うスキンケアにおいて大切なのは、不足したお肌のセラミドを本来のバランスに整えるですよね?
ですから、まんべんなく補う!が求められるのは間違いないとおもいます。

そのため、配合されているヒト型セラミドの種類の数にもこだわりたいところです。
配合されたヒト型セラミドの種類が多ければ多いほど、補える範囲は広くなる期待が高まるため、
ヒト型セラミドの種類の数
にも注目しましょう。

セラミドを『生み出す』スキンケアで潤いもち肌を目指そう!

セラミドを「守る」「補う」に続いて最後は基本中の基本「生み出す」です。
セラミドを生み出すには、なんといっても健康的な私生活!です。
良く寝て、バランスよく食べ、ストレスは溜めず、良く笑う!
単純でいてもっともわかりやすいスキンケアですよね?

その分、達成が最も難しいのがこの分野、、、

ここでは、達成しづらい健康生活を助けるためのおすすめの情報をいくつかご紹介します。

ターンオーバーを正常化して、健康なセラミド美肌を促そう!

セラミドをはじめ、健康なお肌を生み出すのにとっても大切なキーワードが

ターンオーバー

です。
ターンオーバーとは、お肌の生まれ変わりサイクルのことで、ターンオーバーが乱れるとお肌の生まれ変わりがうまく回らなくなり、健康なセラミド美肌は失われる心配があり、あらゆる刺激に弱くなったお肌は負の連鎖に陥る心配さえあります。

ですから、お肌のターンオーバーを如何に乱さないでおけるか?
が、セラミドを「生み出す」スキンケアの要となっています。

睡眠時間を大切に!寝る前は何もせず、最初の3時間を整えて健康なセラミド肌を!

ターンオーバーの正常化の鍵は、睡眠直後3時間です。
良く言われるゴールデンタイミングのことですね?
夜10時から深夜2時まではお肌の生まれ変わりがもっとも効率よく行われる!だから、この期間はしっかり眠ろう!というものです。
ところが、この説には語弊があり、正しいとはいえません。
もちろん、早ね早起きと十分な睡眠時間はターンオーバーをはじめ健康においてとっても大切なのは確かなのですが、無理に10時から2時までは眠る!というのはちょっと違う。

こと、ターンオーバーにおいてもっとも大切なのは、睡眠しはじめからの3時間の睡眠の質!といわれています。
いくら10時に寝ても、質が悪ければ、ターンオーバーをはじめとした体と精神の整えがうまく行われないという研究結果が報告されたそう。

ではどうすれば最初の3時間の睡眠の質を上げられるか?というと、体のリズムに従う。

つまり、体が自然に眠くなるのを待つ。
自然に眠くなったタイミングで素直に寝ることで、正常で健康的な最初の睡眠が導入されるといわれています。

ここで注意なのは体が自然に眠くなるのを待つ方法です。
鉄則は

何もしないで待つ!

です。
携帯やTVがある現在、案外しんどいですよね?
ただし、実践する価値はとっても高い!と個人的にぜひおすすめしたいスキンケアです。

生み出すの基本、ターンオーバーの鍵は健康の基本の基本、睡眠にあります。
健康の始まり、睡眠の改善からセラミドを生み出すスキンケアを始めてみませんか?

 

ヒト型セラミドの元!食べる天然セラミドで「生み出す」を補うのもオススメ!

セラミドをつくりだす栄養素に無関係ではないとされているのがセラミドの前躯体、天然セラミドである

グルコシドセラミド

です。
グルコシドセラミドはセラミド配合として化粧品に良く配合される成分です。
ただし、ヒト型セラミドと構造が1部異なるため、セラミド化粧水のなかでヒト型と一線を画され、天然セラミドなどと呼ばれ、ヒト型セラミドへの効果は疑問視されてきました。

ただし、ヒト型とは違うとはいえ、セラミドの構造を持っているのは間違いなく、食事で摂取されることでヒト型セラミドの材料となる期待が持てます。

有名なグルコシドセラミド配合の食品で、

オルビス ディフェ

「肌の水分を逃しにくくする」特定保健用食品、トクホを取得しています。

トクホとは、研究開発された商品について、一定の科学的根拠を持って示されるその効果を、消費者庁に届け出て、その根拠と効果と安全性が消費者庁による審査によって認可を受ければ、その効果をうたって販売が出来る!というものです。
トクホとして認められなければ、効果をうたって販売できない!といえるのと同時に、トクホは国が効果を認めている!といえるわけですね?

オルビス ディフェラは、あくまで肌の水分を逃しにくくするについて効果が認められているわけで、ヒト型セラミドの増加は認められてなく、現時点でその効果を期待するのはお門違いです。

あくまで、グルコシドセラミドが、お肌の潤いに1枚かっている期待が持てるかもしれないデータとしてしか紹介は出来ませんが、良いデータですよね?

ちなみに、グルコシドセラミドはお米などに多く含まれていて、日本人の平均摂取量は普通不足しないそうです。
ただし、オルビス ディフェンセラのような、トクホをとったグルコシドセラミド系製品を取り入れるのは一定の効果が期待できるのは確かです。

生み出すを補うスキンケアとしておすすめです!

栄養バランスを整えて体のバランスを整え、セラミドを生み出す体をめざそう!

体の健康は、全体の健康バランスが整ってはじめて成り立つといわれています。
たとえば、先ほど紹介した、セラミドの前躯体となる期待が持てるグルコシドセラミド、髪や体をつくるアミノ酸
摂れば摂るほど健康な細胞を作り出し、セラミドたっぷりの潤い肌に近づくか?というと絶対違いますよね?

太るとかそういうことではありません。

それもありますが、ここで言いたいのは
そうではなく、期待をこめて取り入れた食事の成分の多くは、たとえば腸内フローラといった細菌や、ビタミン類ミネラル類などから生み出される成分、酵素などによってはじめて活躍の場を得るのです。

グルコシドセラミドを取り入れたら、それをセラミドへとつなげる成分の摂取や腸内フローラを助けるような食生活も必要でそのバランスが取れてはじめて期待する目的、グルコシドセラミドなら、ヒト型セラミドの充実とターンオーバーの正常化などによる

セラミドスキンケア

へとつながるのです。

ここで大切なのが、ビタミンやミネラルといった栄養のバランスですよね?
そこで、、、、

ビタミン、ミネラル摂取量チェック表を作成しました。

文部科学省の食品成分データベース参照のビタミンとミネラルのバランスを整えるために作成したエクセルの関数ツールです。マクロなどは組んでいないので、安全性は保障いたします。よろしければご自由に使ってあげてください。

簡単に説明すると、文部科学省の食品成分データベース参照にている、各食材の栄養素をデータベースとして取り入れ、「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書を参考にした、1日のビタミン及びミネラルの推奨摂取量(もしくは目安量)に照らし合わせ

1、個人の体の情報(性別、体重など)

2、各レシピの材料の名前と量

を入力いただくことで

一日の推奨量(目安量)にたるかどうかを棒グラフで一瞥できる仕様のエクセルです。
(現在は成人(18-39歳)の場合にのみ対応。といっても、ここを基準に×家族数で目安にすれば、乳児でもない限り、そこまでの誤差はないとはおもいますが、今後対応できるよう努力していきます)
下図はエクセルの基本画面。

ダウンロードは下リンクで!

vitamin,mineral

なお、データベースを手動で運び、関数も自力で組んだために、数値は確実とはいえません!

申しあけありません、、、。

なので、確実に信頼できるデータは、本家
文部科学省の食品成分データベース

「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書

にて各自ご確認お願いいたします、、、、

セラミドスキンケアで潤いもち肌を目指そう!

いかがでしょうか?
すごい長文になってしまいましたが、セラミド関連のスキンケアはあまたあり、今後も研究が進むにつれその数は増えていくと思われます。
ただし、大切なのはずばり

シンプルさ

です。
あまたある現在のスキンケアのうち、目的がはっきりしたスキンケアは一握り。
大人の理解と選択でセラミドを如何に
守り
補い
生み出すのか?
しっかり見抜いて取り入れれば、

効果を最大限に引き出し
無駄な刺激トラブルを避けることができ
効果の是非を正直に見極められます。

セラミドを意識したスキンケアで健康なみずみずしいもち肌のはじまりをてにいれましょう!


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