もち肌っぷりは朝で決まる!洗顔後に与えたい保湿は、お肌本来の潤い成分と、潤いを守り維持してくれる成分。期待を裏切らないおすすめ5選!
朝、洗顔後に必要な保湿成分は、油脂とヒト型セラミド!
今まで、洗顔後の潤い補給といえば、単に抱えることの出来る水分量が多い、ヒアルロン酸などの『保水力』が高い成分にばかり注目が集まっていました。
ところが、近年、単に『保水力』がある成分では、洗顔後、失われた潤いを補うには十分ではないのではないか?という考え方が広まり、『単なる保水』とはまったく別次元の期待がもてる成分に注目が集まっています。
皮脂膜の材料の主成分である『油脂』と、
お肌本来の潤い成分の主成分である『ヒト型セラミド』です。
ではなぜ?この2つに注目が集まっているのか?
その理由は、お肌本来のバリア機能の成り立ちにあります。
お肌本来のバリア機能は、ヒアルロン酸のような単なる保水力で成り立っているわけではありません。
実際は、
- NMF(天然保湿因子)
- ラメラ構造(細胞間脂質が作る構造)
- 皮脂膜
で主に成り立っているとされています。
NMFは細胞内の水分を安定させる成分、ラメラ構造は脂質によって織りなす水と油の層で細胞間をつなぐ役割、皮脂膜はお肌表面を守る油脂などのオイルでつくられバリア兼フタの役割を担っています。
ですから、洗顔後のお肌の潤い補給には、保水力のある成分で補うよりも、上記のようなお肌本来のうるおいを担う成分そのものの方が、期待値が高いのではないか?と考えられるようになってきたのです。
これらの事実を背景に、上記のようなお肌本来のうるおいを司る主役となる成分が保湿ケアアイテムに配合されはじめました。
特に注目を集めるのが、お肌本来のうるおいを成り立たせている主成分、
- アミノ酸
- ヒト型セラミド
- 油脂(ツバキ油やシア脂など)
です。
ただし、油脂やヒト型セラミド、アミノ酸が配合された保湿ケアアイテムは、まだ一部。
その上、
油脂などの「お肌表面を整える」オイル系の保湿ケア
お肌の角質層内で「本来の潤いを整える」保湿ケア
この2つの効果を同時に応えてくれる期待の持てる一本!というとそうそうあるものではありません。
そこで、保湿ケアアイテム120種を対象に、朝洗顔後の保湿に向いているアイテムを徹底比較してみました。
その結果、
・これ1本で、バリアもうるおいも!
・うるおい成分豊富で期待値が高い!
などなど、おすすめするべき特徴のあるアイテムを厳選!5つに絞りました。
これらのアイテムの解説をしつつ、洗顔後に必要な保湿ケアについても同時進行でご紹介させていただきます。
ケアセラ フェイス&ボディクリームAP 『油脂』『ヒト型セラミド』配合!これ1本でバリアもうるおいも!期待値が高い朝ケアアイテム
参考価格 ¥1,970 60g ¥32.8/g
- ヒト型セラミド5種類配合
- 特に優秀な潤いが期待できるアシルセラミド、セラミドEOS、セラミドEOPの2種W配合
- 天然セラミド3種配合
- アミノ酸は、NMFの主成分とされる『セリン』配合
- AP 乳液よりセラミド関連成分が高濃度であることを公表
- オレイン酸豊富で安定性の高い傾向にある油脂『シア脂』配合
ヒト型セラミド5種?アシルセラミド?化粧成分に馴染みがない方には、聞きなれない単語かもしれませんが、人のお肌の潤いを実際に担っている重要な成分です。
※後ほど詳しく解説します。
ケアセラ フェイス&ボディクリーム APを朝、洗顔後の保湿に一番におすすめする理由は、
人本来の潤い成分のうち、特に重要と想定される成分が2種も配合されているうえに、その他の『人本来の潤い成分』が豊富に配合されている点。
そのうえで、安定性の高い油脂『シア脂』の配合があることです。
これらの成分により、朝洗顔後のお肌本来の潤い成分を整えたうえで、安定した油脂によるバリア形成を助け、日中の刺激からお肌を夜までしっかりと守り切ってくれる期待が持てるからです。
ケアセラ フェイス&ボディクリーム APは、朝洗顔後、これ一本でOKと言えるほどの期待が持てる保湿ケアアイテムとしておすすめです。
エトヴォス モイストバリアクリーム 豊富な油脂配合!で、より安定したうるおいバリアが期待できる朝の保湿ケアアイテム
参考価格 ¥3,850 30g ¥128.3/g
- ヒト型セラミド4種配合
- オレイン酸豊富で安定性の高い油脂、テオブロマグランジフロルム種子脂(クプアス種子オイル)をはじめとした複数種の油脂配合
- 天然セラミド、フィトスフィンゴシン配合
こちらも、ヒト型セラミド配合かつ、油脂配合の保湿ケアアイテムですから、朝、洗顔後、お肌本来の潤い成分を整えつつ、日中の外部刺激からお肌を守ってくれる期待が持てます。
ただし、セラケア フェイス&ボディクリーム APが、お肌の潤い成分を整えてくれることに特化した保湿ケアアイテムであることに対し、エトヴォス バリアクリームはその名の通り、日中の紫外線をはじめとする外部刺激に対するバリア機能に特化した保湿ケアアイテムと言えます。
公式ページでは、うるおいベールでセカンドスキンを形成し、花粉、PM2.5、ハウスダスト、大気の汚れなどから肌を守るとまで公言。
その根拠は、5種を超える豊富な油脂をはじめとしたオイル成分であると推定できます。
特に、主成分と受け取れるクプアス種子オイルは日中の紫外線踊るタフな環境でも機能性を落としづらい傾向にある油脂で、朝つかうのにピッタリの成分です。
エトヴォス バリアクリームは、日中の外出が多い方におすすめしたい保湿ケアアイテムと言えます。
朝、洗顔後に保湿ケアが必要な理由
洗顔は大事なスキンケア。
ところが洗顔は、お肌を痛めたり、バリア機能を低下させてしまう心配も同時にあるのです。
特に注目したいのは、汚れと同時に『皮脂膜』をも洗い流してしまうと想定できてしまうことです。
そこで、洗顔後のスキンケアが必要とされているわけです。
では、どんな成分を含んだ化粧水が必要か?
今最も注目を集める保湿ケアは2つ
- 皮脂膜を補う期待の持てる『油脂』
- お肌本来の潤いを担う主役『アミノ酸』『ヒト型セラミド』
です。
なぜ?洗顔後に必要なのか?
順に解説します。
1、朝の洗顔で失われる皮脂膜を補うため
洗顔後、保湿ケアが必要なもっとも重要な理由は、汚れとともに『皮脂膜』と呼ばれるお肌にとって最初のバリア機能が失われる心配があるためといえます。
皮脂膜とは、肌表面を包み込んで守ってくれている弱酸性のオイルのことで、皮脂からつくられます。
この弱酸のオイルが、害となる菌を追っ払ってくれたり、紫外線をはじめとする日中の外部刺激などから、私たちのお肌を守ってくれているとされていて、さらには、角質層の蓋となり、お肌内部の水分の維持を手伝ってくれているといわれています。
洗顔後は、この皮脂膜が失われる心配があるため、お肌のバリア機能が最も下がった状態と想定できます。
そんな状態で、紫外線をはじめとする外部刺激が飛び交う外へ出かけては、受けるダメージは計り知れません。
このため、皮脂膜を補う期待が持てる成分が必要というわけです。
では、皮脂膜を補うことに適した成分は何か?というと
当然、皮脂膜を作る成分そのものが良いと想定できますよね?
以上の理由から、洗顔後に皮脂膜の代わりにお肌を守る成分として、
皮脂の主成分である
- 油脂
皮脂の副成分で、油脂に比べて比較的安定性の高い
- スクワラン
- ロウ(ホホバ油)
が注目されています。
このため、朝、洗顔後によって皮脂膜が失われたお肌には
- 潤い成分とともに油脂も配合された化粧水
- 油脂成分が主成分となっているオイル
のどちらかが必要といえます。
2、乱れがちな生活や年齢肌で弱ったお肌のバリア機能を整えるため
お肌の潤いは皮脂膜が守ってくれていますが、お肌の潤いそのものはまた違う成分で成り立っています。
- 細胞内の潤いを安定化する役割があるとされている『NMF』
- 細胞同士をつなぎ合わせている『細胞間脂質』
です。
ですから、これらの成分が、角質層内でバランスよく構成されていることが、健康肌であり、潤いある肌の根幹とされているわけです。
ところが、生活習慣の乱れや年齢肌、過剰な洗浄などの様々な要因で、これらの成分は不足したり、うまく機能しなくなる心配があるのです。
とはいえ、現代人にとって避けがたいこれらのストレス。
お肌の潤いを100%守るのは至難の業です。
そんな避けがたい刺激で衰えたお肌を整える期待が持てるアイテムが化粧水というわけです。
では、どんな化粧水が良いのか?
今、最も注目を浴びている成分は、お肌本来の潤いを担う
- NMFの主成分『アミノ酸』
- 細胞間脂質の主成分『ヒト型セラミド』
が配合された保湿ケアアイテムです。
これらのお肌本来の潤いを実際に担っている成分が、
油性成分といえるヒト型セラミドと水で織りなすバリア層であるラメラ構造や
NMFによる細胞内のお水の安定化、などなど
複雑な上、まだまだ謎の多いお肌本来のバリア機能を高める期待の持てる成分として、単なる保水成分とは一線を画して注目されています。
ただし、こうしたお肌本来の潤い成分は即効性が高いわけでは無く、継続が効果のカギとされています。
このため、お肌本来のバリア機能を整える効果が期待できる保湿ケアアイテムを、朝、洗顔後に取り入れて、日常化することで、悪循環に陥りやすい現代人のお肌を整える期待が大いに持てるようになるというわけですね!
日常化しやすい、朝の洗顔後のケアにこそ、人本来の保湿成分が必要といえるわけです。
洗顔後、朝ケアに向いている保湿アイテムの選び方
朝ケアに必要な保湿ケアアイテムには、
- 洗顔で失われる心配がある皮脂膜の代わりに、日中の外部刺激から肌を守ることが期待できる油脂などのオイル成分
- お肌の本来の潤いを担う成分
が配合されたものがおすすめです。
では、具体的にどう選べばよいのか?
配合成分が記載されている全成分表示から見抜くしかないのですが、その見抜き方にコツがあります。
- 機能性の持続に期待が持てる、デイタイプの油脂成分の配合を狙う!
- お肌本来の潤いの中でも注目したいアシルセラミドの配合を狙ったうえで、ヒト型セラミド複数種の配合を狙う!
です。順に解説いたします。
1、安定性の高い油脂成分配合の保湿ケアアイテムを選ぼう
洗顔で失われがちな『皮脂膜』を補うのにおすすめなのは、皮脂膜の材料の主成分である
- 『油脂』
がおすすめ。
ただし、一口に油脂と言ってもその種類は様々。
そんな油脂の選び方にはコツがあり、朝洗顔後に選ぶべき油脂とその根拠があります。
朝ケア向きの油脂は安定性の高いデイタイプを選ぶ
化学的に油脂を簡単に説明すると、グリセリンに3種の脂肪酸がくっついたもの。と言えます。
つまり、どんな脂肪酸がくっついているか?で、油脂の特徴が決まる!というわけです。
脂肪酸組成によって決まる油脂の特徴の中でも、朝、洗顔後の保湿において、特に注目したい特徴が
- 安定性、酸化のしづらさ
です。
油脂は、日中の刺激からお肌の身代わりとなって守ってくれる過程で、いわゆる酸化という現象をおこして、機能性が低下していく上に、酸化がとことん進むと、悪臭の原因となったり、さまざまな肌トラブルの原因となる心配すら想定できます。
ですから、朝外出時から夜の洗顔によるOFFまで、紫外線をはじめとする外部刺激から長時間にわたりお肌を守ることが期待される朝ケア向けの『油脂』は、酸化しづらいものが望まれるわけです。
では、どうすれば酸化のしづらい油脂が選べるか?というと
油脂の材料に何が選ばれたか?に注目することが必要です。
使われた材料で、どんな脂肪酸が多く組成されている油脂か?が想定でき、これにより油脂の酸化しやすさも同時に想定できるからです。
ここでは難しい話を避けて簡単に選び方だけ解説すると
安定性の高い脂肪酸、オレイン酸豊富な『ツバキ油』は酸化しづらく安定性が高い傾向にあるため、紫外線等によりタフな環境が想定できる日中のバリア利用に向いている。
安定性の低い脂肪酸、リノール酸豊富な『アルガンオイル』や『コメヌカ油』は、酸化しやすいもののリッチなテクスチャーと高いお肌の柔軟効果が期待できるため、落ち着いた状態が続くと想定される夜間の美容目的の利用に向いている。
といった具合です。
かなりざっくり言えば、材料ごとのリノール酸とオレイン酸の想定組成量にだけ注目すれば、
デイタイプに向いた油脂か?
ナイトタイプに向いた油脂か?
程度の判断材料に十分役立てることができます。
では、朝から使える『デイタイプ』に向いているといえるオレイン酸豊富でリノール酸の少ない傾向にある油脂にはどんなものがあるのか?というと
- ツバキ油
- シア脂
- オリーブオイル
- マカデミアンナッツ油
があります。
これらの成分が主成分として配合されている保湿ケアアイテムを選べば、皮脂膜を補い日中の外部刺激から長時間にわたりお肌の潤いを守ってくれる期待が持てる!というわけですね!
また、柔軟効果やバリア機能の向上が期待できる根拠、油脂が皮脂の主成分であることを無視して、安定性だけに注目する場合、より高い安定性が期待できるオイル成分があります。
皮脂の副成分といえる
- スクワラン(スクワレンの改良成分)
- ホホバ油(ロウ)
です。
お肌が弱い方などには、これらの成分が配合された保湿ケアアイテムを選ぶ!というのも、おすすめの一手です。
2、お肌本来の潤い成分の選び方
現在の研究では、お肌表面の角質層の潤いを守っているのは
角質細胞の潤いを守るNMF
- アミノ酸
- PCA
角質細胞同士をつなぐ細胞間脂質
- ヒト型セラミド
- コレステロール
- 遊離脂肪酸
とされていて、これらの潤いを整えることが期待できるとして、これらの成分そのものが配合された保湿ケアアイテムが、単に保水力のある成分が配合された保湿ケアアイテムとは一線を画す注目をえています。
このため、朝、洗顔後の保湿ケアにこれらの
「お肌本来の潤い成分」
が配合された保湿ケアアイテムを選び、朝の洗顔後の日課として日常化し継続利用することで、お肌本来の潤い成分を整えることが期待でき、生活習慣や紫外線などの外部刺激、年齢肌などで弱ったお肌を土台から改善させるエイジングケアも期待できるようになります。
特に注目したい成分が、角質層の潤いの土台ともいえる重要な成分
「ヒト型セラミド」
の配合です。
さらに、ヒト型セラミドには、種類が数種あり、その種類と配合された種類の数に注目することで、より期待値が上がります。
アシルセラミドを含む、ヒト型セラミド3種以上配合の保湿アイテムがおすすめ
一口に「ヒト型セラミド」といっても、ヒト型セラミドは、セラミドの構造を持つ成分のうち、人のお肌、角質層に存在するものの総称であるため、厳密に化学構造の違いで数えるとその種類は342種もあるとされています。
では、342種類それぞれの名前を憶えて、全成分表示を見なければならないのか?というと、安心してください。
実際の化粧品界では、これら342種のヒト型セラミドは化学構造の結合パターンによって、特徴や効果がある程度似通っていると考えられ、12種のセラミドタイプに分けて呼ばれています。
旧名称 | 新名称 | 医薬部外品での名称 |
セラミド1 | セラミドEOS | ステアロイルオキシヘプタコサイルフィトスフィンゴシン |
セラミド2(セラミドNG※2) | セラミドNS | Nーステアロイルジヒドロスフィンゴシン |
セラミド3 | セラミドNP | Nーステアロイルフィトスフィンゴシン (ステアロイルフィトスフィンゴシン) |
セラミド4 | セラミドEOH | |
セラミド5 | セラミドAS | |
セラミド6 | セラミドAP | ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン |
セラミド7 | セラミドAH | |
セラミド8 | セラミドNH | |
セラミド9(セラミドEOS※1) | セラミドEOP | |
セラミド10(セラミドNG※2) | セラミドNDS | |
セラミド11 | セラミドADS | |
セラミド12 | セラミドEODS |
※医薬部外品に空白が多い理由について
お肌にはヒト型セラミドは、12種あるとわかっているものの、実際の現代の化粧水に配合のあるヒト型セラミドはまだ12種のうちの一部であり、セラミド10など一部のヒト型セラミドは、配合されている医薬部外品化粧水そのものが無く、医薬部外品でどんな名前で定着するか筆者にはまだ分からないためです。
名称は、メーカーごとの決まりと、医薬品か化粧品か?で違ってきますが、この12種を3パターン覚えてチェックすることでお肌本来の潤い成分を整える効果が期待できます。
また、これらヒト型セラミドのうち、分子量が多く角質層の潤いにおいて特に重要な役割があるのではないか?と想定できる成分が、
- セラミドEOS
- セラミドEOH
- セラミドEOP
- セラミドEODS
の4種で、これらは化学構造の特徴から『アシルセラミド』と呼ばれています。
ですから、ヒト型セラミド配合の保湿ケアアイテムのうち、これらの成分の配合されたものは特に注目です。
しかしながら、ヒト型セラミドはまだまだ謎の多い成分で、少なくとも何の役割も担っていないセラミドがあるという想定も難しいといえ、アシルセラミド以外のセラミドにも注目するべきです。
このため、重要な役割が想定できるアシルセラミドに注目したうえで、配合されているヒト型セラミドの総数にも注目することをおすすめします。
2点に注目することで、期待値の高さとともに効果の幅も広がる期待が持てるようになるからです。
120種の保湿ケアアイテムを実際に比較したところ、ヒト型セラミドは5種以上アシルセラミドは2種配合が最高値だったことから、潤い成分に期待を寄せたい場合
- ヒト型セラミドは3種以上
- アシルセラミドは1種以上
を最低限チェックすることをおすすめします!
その他お肌本来の潤いを担う成分の配合があればさらに期待値アップ
先述の通り、お肌の潤い成分は『ヒト型セラミド』だけで担っているわけではありません。
- NMFと細胞間脂質:「アミノ酸」「PCA-Na」「コレステロール」
- 皮脂膜の材料:「油脂(ツバキ油など)」「スクワラン」「ホホバ油」
といった成分も重要な役割をもちろん持っていて、すべての機能が重なり合ってはじめてお肌の潤いは成り立ち、それゆえに、お肌はあらゆる刺激と戦うマルチなバリアが機能する期待が持てるようになるのです。
このため、上記のお肌本来の潤いを成り立たせている成分の配合にも注目する価値があり、これらの成分を網羅した保湿ケアアイテムであればあるほど、幅広い効果が期待できるようになります。
洗顔後の朝ケアにおすすめの保湿スキンケアアイテム徹底比較
保湿ケアアイテムの選び方を踏まえて、改めて120種から厳選した『朝、洗顔後におすすめの保湿ケアアイテム』を徹底比較してみましょう。
商品名 | ケアセラ フェイス&ボディクリーム | モイストバリアクリーム | ムクナ 乳液 | 濃厚リペア デイクリーム | 桃プリ 濃い乳液 |
---|---|---|---|---|---|
イメージ | |||||
会社名 | ロート製薬 | エトヴォス | 東急ハンズ | スキンコットン | BCL |
アマゾン順位 | 372位(ボディクリーム) | 26位(花粉ブロッククリーム・スプレー) | 1,103位(乳液・クリーム) | 69位(ボディクリーム) | 585位(乳液・クリーム) |
参考価格 | ¥1,970 | ¥3,850 | ¥1,720 | ¥1,146 | ¥900 |
内容量 | 60g | 30g | 160ml | 60g | 150ml |
コスパ | ¥32.8/g | ¥128.3/g | ¥10.7/ml | ¥19.1/g | ¥6/ml |
ヒト型セラミド | 5種(1,2,3,6,9) | 4種(2,3,5,6) | 3種(9,3,6) | 3種(2,3,6) | 3種(6,2,3) |
ヒト型セラミド記載順位 | 15~18位 | 11~14位 | 7~9位 | 16~18位 | 8~10位 |
アシルセラミド | EOS(1)EOP(9) | ー | EOP(9) | ー | ー |
擬似セラミド | ー | ー | 1種 | ー | ー |
天然セラミド | 3種 | 1種 | 1種 | 1種 | ー |
アミノ酸 | 1種 | ー | 12種 | 11種+シルク | 1種 |
PCA-Na | ー | ー | ー | 35位 | ー |
コレステロール | 23位にあり | 31位 | 24位 | ー | ー |
オイル | シア脂 | クロフサスグリ種子油、シア脂などなど | スクワラン | ー | シア脂 |
低刺激性 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ー |
ベース成分 | 水 BG グリセリン | 水 グリセリン テオブロマグランジフロルム種子脂 | 水 グリセリン スクワラン | 水 BG グリセリン | 水 グリセリン エタノール |
AMAZON | 購入ページ | 購入ページ | 購入ページ | 購入ページ | 購入ページ |
疑似セラミド:ヒト型セラミドの化学的構造を研究し、ラメラ構造を形成するための科学的根拠をまねてつくられた成分で、疑似的にラメラ構造の形成を助けることの期待が持てる配合がうれしいことはもちろん、今後の楽しみな成分です。
天然セラミド:化学構造的にセラミド骨格を持つもののうちヒト型セラミド以外のものの総称です。
たくさんあるために一概には言えませんが、基本的に、ラメラ構造を形成するヒト型セラミドとは、まったく違う化学的特徴を持っているため、ヒト型セラミドのような人本来の潤い特有の期待は持てないものの、ヒト型セラミドの元となる成分であるといえ、ヒト型セラミド増加促進の効果が期待できるとされています。
洗顔後の朝ケアにおすすめの保湿スキンケア厳選5選!
どれも優秀な保湿ケアアイテムですが、それぞれ少しづつ特徴が違います。
簡単な解説をひとつづつしていきます!
ケアセラ フェイス&ボディクリームAP
参考価格 ¥1,970 60g ¥32.8/g
- ヒト型セラミド5種類配合
- 特に優秀な潤いが期待できるアシルセラミド、セラミドEOS、セラミドEOPの2種W配合
- 天然セラミド3種配合
- アミノ酸は、NMFの主成分とされる『セリン』配合
- 同シリーズのAP 乳液よりセラミド関連成分高濃度であることを公表
- オレイン酸豊富で安定性の高い傾向にある油脂『シア脂』配合
エトヴォス モイストバリアクリーム
参考価格 ¥3,850 30g ¥128.3/g
- ヒト型セラミド4種配合
- オレイン酸豊富で安定性の高い油脂、テオブロマグランジフロルム種子脂(クプアス種子オイル)をはじめとした複数種の油脂配合
- 天然セラミド、フィトスフィンゴシン配合
ムクナ 乳液
参考価格 ¥1,720 160ml ¥10.7/ml
- ヒト型セラミド3種配合
- 特に優秀な潤いが期待できるアシルセラミド、セラミドEOP配合
- ラメラ構造の形成を助ける期待の持てる疑似セラミド1種配合
- 天然セラミド、フィトスフィンゴシン配合
- アミノ酸もたっぷり12種配合
- 油脂より安定性が高いオイル、スクワラン配合
濃厚リペア デイクリーム
参考価格 ¥1,146 60g ¥19.1/ml
- ヒト型セラミド3種配合
- 天然セラミド、フィトスフィンゴシン配合
- アミノ酸11種に加え、アミノ酸豊富なシルク、PCA-Naとお肌本来の潤い成分も豊富
- アラントイン、グリチルリチン酸2Kと2種も抗炎症成分の配合があり、日中の紫外線などによる過剰な炎症を抑える期待が持てる
- 油脂の配合は無いが、シリコンやエステル類の被膜によるバリア機能が期待できる。とはいうものの、油脂のバリア機能を期待したい場合、追加で油脂オイルアイテムを取り入れると◎!
比較的安定性の高い朝、洗顔後におすすめなツバキ油配合のおすすめ油脂オイル
ももぷり 濃い乳液
¥900 150ml ¥6/ml
- ヒト型セラミド3種類配合
- 天然セラミド1種配合
- お肌に多いアミノ酸『アルギニン』配合
- 安定性の高い油脂『シア脂』配合。比較的高順位に記載があるため濃度も期待できる!
- ほんのりピーチの香りがかわいい!
朝、洗顔後の保湿ケアのおともにぜひ取り入れたいスキンケアは紫外線カット!
朝の洗顔の後、お肌本来の潤い成分でバリア機能を整え、油脂をはじめとした安定性の高いオイルで蓋をし、失われた角質層を補助し、バリア機能を高めたとしても、日中、多くの紫外線を浴びることを想定できるような日の場合、
- ヒト型セラミド
- 油脂
だけでは、十分なケアと言い切ることはできません。
そのくらい、紫外線のお肌に与える影響は高く、その影響は私たちの想像を超えるものなのです。
最近になって、環境省なども、紫外線対策の必要性をうったえ、注意喚起を促すようになってきました。
でも、紫外線対策が特に必要とされる夏場をはじめ、防止やストールは面倒な上煩わしいですよね?
そんな時、便利なのが『日焼け止め』です。
白浮き、刺激性、エコ、値段等に心配があり、抵抗のある方も多いかもしれませんが、現在の日焼け止めは、その注目度の高さから様々な種類が開発されていて、選び方によっては利用するデメリットがほとんどない、使わない理由が見当たらないといえるほど便利なものが多く存在します。
今後、あらゆるスキンケアより優先される将来マストとなる想定すらできるのが、紫外線対策であり、その最先端が日焼け止めといえるほどです。
日焼け止めの詳しい選び方はここでは省略しますが、朝ケアを取り入れるほどの意識が高い方に、日焼け止めの利用は絶対におすすめしたいスキンケアなので、普段使いで特別優秀といえる日焼け止めとその特徴だけ解説しておきます。
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紫外線防止剤に選ばれたのは、白浮きの原因である散乱剤のみ。その大きな恩恵、『低刺激』かつ『効き目が落ちにくい』ことが期待できます。
紫外線散乱剤に選ばれたのは、特に低刺激が期待できる酸化チタンのみ。ごくごく稀に刺激が報告されることのある散乱剤、酸化亜鉛すら使っていないから現状これ以上ないといえるくらい安心して使えます。
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白浮きしない日焼け止めの一部はさんご礁の死への影響と無関係ではないと報告があったため、エコの為に白浮きを選ぶという方も増えてきています。
朝、洗顔後に必要な保湿スキンケアアイテムまとめ
スキンケアは、朝、洗顔後ですべてが決まる!といっても過言ではないと私は思います。
- 日中のダメージをいかに抑えるか?
が、スキンケアにおいて、一番重要と言えると考えるからです。
朝、洗顔後はバリア機能が最も低下している疑いのある状態といえ、そのまま紫外線踊る外へと繰り出すことは、もっともお肌を痛める、スキンケアにとってもっとも避けるべき行為と言えます。
スキンケアは「守る」が基本。
「補う」「整える」はその2の次です。
ですから、朝、洗顔後には、
- 油脂をはじめとするオイルでしっかりバリア機能を備え
- そのうえでお肌の潤い成分そのものが配合された保湿ケアアイテムによって継続していたわる
ことをおすすめします。
朝の習慣はスキンケアのすべて!期待値の高い保湿ケアアイテムを選び、理にかなったスキンケアを取り入れましょう!