日焼け止めの是非を考える前に、まず紫外線と生物の関係を改めて考えてみることをオススメします。
日焼け止め。わたし嫌いでした。
いきなり私事で申し訳ございませんw
何故嫌っていたのかというと、、、
なんで太陽光を嫌う必要があるの?
人類は太陽光の元で命のバトンをつないできた!
だから、お日様の下で働くことは、個の命を守ることにも、次の命につなげることにも、重要な意味があるはずだ!
なので太陽光を避けるのは、重要な何かを欠損する気がする!
と考えてきたからです。
間違ってはなさそうじゃないですか?今考えても間違ってはいない!と私も思います。
ただし、ここで問題なのは、問題は太陽光ではなく、紫外線であり、そして、紫外線と生物の関係をちゃんと調べた上の考えか?という点です。
わたしも、化粧品を勉強するまで、考えたこと無い!でした。
なので、簡単に重要!と思える部分について解説させていただきます。
そもそも何故紫外線が体に悪いかというと、紫外線には
タンパク変性:タンパク質に二度と元に戻れないほどの変化を与えること。たとえば生卵を目玉焼きにすること
DNA破壊:細胞内のDNAの一部を破壊してしまう恐れがある。普通は細胞が元どおりに戻し回復するが繰り返し破壊を受けることで間違った直しをしてしまいそれが元で皮膚がんや老いの元となる心配がある。
といった力があるからです。
ただし、地上に降り注ぐ紫外線はこうした心配を直ちに引き起こすほどの量ではありません。
どうしてかといえば、オゾン層の存在です。
オゾン層は今から35億年ほど前に生まれた生命の光合成によって作り出された酸素(O2)が元で出来上がったオゾン(O3)の空気の層と考えられています。
具体的には、酸素(O2)が紫外線を受けて2つの酸素原子(O)に別れ、さらに酸素分子(O2)と結びつきオゾン(O3)となって出来上がったとされています。
そして、オゾン層のオゾンは再び紫外線を受けて酸素と酸素原子となり、再びオゾンへと戻るを繰り返しているそうです。
このサイクルのおかげで、地上に降り注ぐ前に紫外線は吸収されてしまうそうです。
オゾン層の起源が生物によって生まれたもの!と聞くだけで感慨深くないですか?
なにより、生命によって作られた太陽光線中の紫外線を防ぐベールによって、偶然にも地上は生命の住める環境になった!
この1件だけでも、わたしの紫外線に対する考え方がずいぶん変わりました。
次に、私たちが家に住む理由です。
如何に昔からお日様の元で働いてきたといっても、私たちは嫌でも知らず知らずのうちに、太陽光を避け、日陰を求めて休息しますよね?
そして、人間は太陽光を避けるための技術開発も進んできました。
帽子や服などもそうですし、お家はその際たるものですよね?
わかっていますwこれらの製品は、もっと他に目的があってつくられた製品と考えられることはw
でも、紫外線を避けていた!と考えることもでき、そう考えると個人的にしっくり来るんですよね。
ではつぎに、紫外線が無いと困る!といった生命に与える影響について考えて見ましょう。
まず、なんといっても注目すべきは殺菌力ですね?
コロナ渦で注目されている機能です。
単細胞生物である菌は、細胞膜やDNAへの一回のダメージで致命傷となり死滅するそうです。
だから、私たちの体などの紫外線の届かないところで増殖し、その生命範囲を広げていきます。
それに対し、私たち多細胞生物は、紫外線ダメージを受けても次から次へとあらたな細胞を生み出し、切り離し続けることで生きているわけです。
紫外線が無かったら細菌が一気に動物たちを塗り替え、生命情勢をひっくり返すかもしれませんね?
生命力の強弱云々ではなく、それぞれが必死に命のバトンをつなげてきた結果でできた実によくできた生命ワールドだなぁとこれまた感慨深く感じました。
次に、ビタミンDの生成です。
ビタミンDは私たちの体に必要な栄養素で不足することで、骨の生成やカルシウムバランスに悪影響を与えます。
そんなビタミンDは食事で得ることができますが、紫外線を浴びることでお肌で生成されることで得ることもできます。
しかも、食事で得たものより、紫外線によってお肌で生成されたものの方が体にとって良く働くことが認められています。
ただ、そのために必要な紫外線照射量は極めて低く、どんなに紫外線を浴びまいとしても、必要量に十分な量を浴びることができるため、意識して日光浴をするなどは必要ないとされています。
紫外線と生命の関係について大切な要素はこんなところですが、最後に
紫外線を避ける必要がある!問題はどんな方法でさけるかだな!
とわたしを思わせた情報を解説します。
私たち多細胞生物は、紫外線に対し死んでは生んでを繰り返しているだけでは有りません。
たとえば、シミです。
シミは、紫外線によるダメージの傷跡ではなく、紫外線に対する防御策であるといえます。
紫外線を受けたお肌は、皮膚にわざと紫外線の透過を防ぐ黒色をつけ、お肌表面に送り込むことで、深層部のお肌を生み出す大切な器官を紫外線から守っているとされています。
つまり、お肌は紫外線防止剤を自ら作り出している!ともいえるのです。
わたしの、紫外線は避けるものである!という決定的な根拠はこれです。
なにも紫外線のダメージを受けてから、防御シールドを作り出させる必要は無くないですか?
じゃあ、先に防御シールドを張って上げられるものなら張ってあげればよいじゃない!
問題はどんなシールドを張ってあげればよいのか?ですよね?
それが他の刺激となっては元も子もないからです。
いかがでしょうか?
紫外線はうまく避け、賢く利用するべきものと考えられませんか?
これらの情報を勉強したことによって
私は、
紫外線は私たち人間にとって、火に近しい存在で、ただその姿が見えないだけなのだ!
と考えるにいたったのです。