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白浮きとは

日焼け止めの「白浮き」が気になる、「白浮き」を避けるには?など、日焼け止めにつきものの「白浮き」という言葉。具体的にどんな状態を指すか知っていますか?なんとなくはわかるけど、本当のところはどうだっけ・・・?という疑問に答える情報をまとめました。

日焼け止めの「白浮き」とは

「白浮き」は、日焼け止めが嫌われる原因の1つで、昔から問題視されてきた現象ですが、具体的にどういう状態を指すのでしょうか?

ズバリ、「白浮き」とは

  • 日焼け止めを塗った顔が、白く浮いて見えてしまうこと

です。

これの何がいけないのかというと、

いかにも日焼け止めを「塗りました!」っという状態が「恥ずかしい」というのもありますが、
そもそも、白いクリームであることが多い日焼け止めを塗ると、顔が青白くなり、血色が悪く不健康に見えてしまう。というのが何よりマイナスです。

また、見た目だけの問題ではなく、

  • 持ち物を汚す

という点にも問題があります。

日焼け止めは腕や手にも塗るので、こすれると、
黒い服やバッグ、車のシートなんかにも色移りして、真っ白・・・になってしまうことがあります。

ショルダーバッグやリュックなど、しょっちゅう洗濯できるわけではないものに付いてしまうとけっこう厄介です。

だから、「日焼け止めはめんどくさい」「塗りたくない」と思ってしまう人が多いのも、ある意味仕方のないことかもしれません。

そんなこんなで「白浮き」は、「日焼け止めあるある」の困った問題として、日焼け止めの地位を落とす要因となってきたワケですね。

日焼け止めが「白浮き」する理由

しかし、日焼け止めの全てが「白浮き」する訳ではありません。
近頃、日焼け止め成分の研究が進んで、白浮きしずらい成分、というのもたくさん登場してきています。

成分によって「白浮き」しやすさが違う

「白浮き」が問題になりやすいのは、昔ながらの日焼け止めに使われている「散乱剤」という成分です。

「白浮き」しやすいのは「散乱剤」

散乱剤として長く使用されてきた成分は「酸化亜鉛」や「酸化チタン」で、これらの成分は、メイクで肌をトーンアップさせるための白い着色料としても活躍する粉末でもあります。

だから、当然、塗ると白くなります。

そして、散乱剤は、物理的に紫外線を反射することで、お肌を守ります。
白い光を反射するので、強い光に当たると、より一層白さが増して見えてしまうことがあります。

家で日焼け止めを塗ったときは自然になじませたつもりだったのに、外に出たら顔の白さが際立ってた・・・なんてこと、ありますよね。。。

「吸収剤」は「白浮き」しにくい

一方、「吸収剤」と呼ばれる成分は、無色透明です。

手に取った時に白っぽいクリームだったとしても、塗り広げると透明に近くなって肌になじみます。
そのため、「吸収剤」は「ジェル」と呼ばれるアイテムに使われていることが多いです。

吸収剤しか使っていない日焼け止めは「白浮き」しずらい日焼け止めです。

SPFが高いと「白浮き」しやすい

日焼け止めの持つ、紫外線カット機能を表すのが SPFですが、SPFが高い、ということはすなわち、紫外線カット能力が高い、紫外線カット力が強い、ということですから、紫外線をカットできる成分がたくさん配合されている、とも言えます。

散乱剤で言えば「酸化亜鉛」や「酸化チタン」が大量に入っていることになります。

白い粉の濃度が高いこってりしたクリームを塗れば、当然、厚塗りになるので、顔も白くなるだろうことが想像付くと思います。

つまり、SPF値が高いアイテムは、高い紫外線カット機能を維持するために、紫外線カット成分の占める割合が大きくなっていると想定できるため、「白浮き」もしやすくなる、ということになります。

「白浮き」しずらい日焼け止めの選び方

吸収剤を選ぶ

日焼け止めの紫外線カット成分には、「吸収剤」と「散乱剤」がありますが、
実際の日焼け止めは、「吸収剤のみ」「散乱剤のみ」「吸収剤と散乱剤のブレンド」のいずれかで成り立っています。

このうち、「白浮き」しずらい日焼け止めを選びたいなら

  • 「吸収剤のみ」を使用した日焼け止めを選ぶ

ことが1つ目の選択肢になります。

「散乱剤」はどうしても「白浮き」しやすい、という性格があるので、散乱剤が配合されているものは避ける。
「散乱剤のみ」を使用した日焼け止めを「ノンケミカル」と呼ぶことがありますが、「ノンケミカル」と書かれているものも避けると、白浮きしづらい日焼け止めを選ぶことができます。

散乱剤でも「酸化セリウム」「酸化亜鉛」なら白浮きしづらい

吸収剤は「白浮き」しずらい日焼け止めとしては最適ですが、肌刺激になることがあります。

吸収剤は、化学反応を利用して、肌の上で紫外線を「熱」エネルギーに変換することで、紫外線を防ぎます。この反応が稀にお肌に合わない人もいるので、吸収剤を避けたい場合には、散乱剤を選ばざるを得ません。

ただ、散乱剤の中でも、成分によって「白浮き」しやすさが異なります。

「白浮き」のしやすさは「酸化チタン」が1番顕著です。
少しでも白浮きを避けたいのであれば、「酸化亜鉛」を選ぶ方が懸命です。

また、比較的新しい「酸化セリウム」という成分は、散乱剤の中でも比較的「白浮き」しづらいと言われています。

「酸化セリウム」は原料がクリームがかった黄色っぽい色をしているので、それだけでも「酸化亜鉛」や「酸化チタン」よりは白浮きしづらい感じがしますね。

散乱剤の中で「白浮き」しにくい日焼け止めを選ぶには、
次の順がオススメです。

  1. 酸化セリウム
  2. 酸化亜鉛
  3. 酸化チタン

実際には、自分のお肌との相性がありますが、まずは、成分をチェックして、少しでも白浮きしづらそうな日焼け止めを見極めしょう。

カラー付き日焼け止めを選ぶ

最近では、肌色付きの日焼け止めや、ラベンダーやグリーンなどのカラーで、肌のトーンアップを狙った日焼け止めも珍しくなくなりました。

そもそも「白」ではないので、肌になじみやすく、素肌をキレイに見せてくれる機能がついているのだから、カラー付きの日焼け止めならば、「白浮き」自体を気にせずに使うことができます。

  • 肌色のファンデーションのような日焼け止めを選ぶ
  • ラベンダー・グリーン・ピンクなどカラーつき日焼け止めを選ぶ

日焼け止め成分の欠点を、色をつけてしまうことでカバーし、肌をキレイに見せる、攻めのアイテムとして取り入れていくことも1つの選択肢ですね。

「白浮き」させない塗り方のコツ

日焼け止めを塗る時には、ムラなく伸ばすことが「白浮き」させないコツでもあります。

ムラができると、首との境目に違和感が出て「白浮き」が目立つことになります。

また、使用方法を良く読んで、振って使うものについてしっかり振って撹拌し、ムラができないようにしましょう。

また、「白浮き」させたくないから、とうっすらとしか使わないと、狙った紫外線カット機能を存分に発揮できないことがあります。

  • 使用量はたっぷり
  • でも、ムラなく、しっかりなじませること

が、「白浮き」の違和感を少しでも軽減させる、日焼け止めの塗り方です。

未来的な「白浮き」の考え方

日焼け止めは、本来「紫外線を防ぐもの」

多少、顔が白く浮いていたって、持ち物が白くなったって、
お肌が健康で美しく保てるなら、それでいいはずです。

ただ「焼けたくない」、というだけではなく、
将来のシミ、シワ、たるみの原因とされている紫外線を防ぐことは、
今や、エイジングケア、お肌の若々しさやツヤ・ハリを保つために欠かせません。

この先、温暖化が進んで、紫外線も強くなり、
ペンキで塗ったくらいハッキリと「白い!」ほうが、お肌の安全には必要
なんて未来が来るかもしれません・・・!?

もし、そうなったら、

「白浮き」よりも「白塗り」のほうが歓迎されて、
「白浮き」を笑っていた時代が信じられない!!
なんて文化も生まれてくるかもしれません。。。

「白浮き」が気になるのも、今だけ。精神的な問題、、、かもしれないので、

「白浮き」を恥じたり、揶揄したりするより、
「今日はしっかりUV対策してきたね♪」と
讃え合う精神、温めていけるといいな、と思います。

まとめ

「白浮き」とは、

  • 日焼け止めを塗った顔が、首や他の肌より白く悪目立ちしてしまっている状態のこと。
  • 持ち物を白く汚してしまう、日焼け止めの持つ困った特徴のこと。

です。
「白浮き」しずらい日焼け止めを選ぶコツは、

  • 「吸収剤のみ」が使われた日焼け止めを選ぶこと。
  • 「ノンケミカル」の日焼け止めは避けること。

ただし、「吸収剤」は肌に合わない人もいるので、その場合は「白浮き」しにくい「散乱剤」から選ぶようにするのがオススメです。

「散乱剤」は「白浮き」しやすい成分と言われているものの、成分によって特徴が異なるので、配合されている成分をしっかりチェックして選びましょう。

「散乱剤」の「白浮き」しにくさは、次の順。

  • 「酸化セリウム」
  • 「酸化亜鉛」
  • 「酸化チタン」

です。

最後に。

「白浮き」が気になるのは、今の時代だけの「精神論的」な側面があることを忘れずに。

この先の将来、UV対策がより重視される環境になったら、「白浮き」は毛嫌いされるよりもむしろ、歓迎される機能になるかもしれません。「白浮き」を気にするよりも「肌の健康&美しさ」重視!と強気でUV対策を楽しめるメンタルを鍛えていくことがオススメです。

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